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【ガイブンキョウク】3月の課題本は、イレーヌ・ネミロフスキー『フランス組曲』です!

海外文学に特化した読書会、ガイブンキョウク。

3月の課題本は、

イレーヌ・ネミロフスキー『フランス組曲』

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<課題本> イレーヌ・ネミロフスキー『フランス組曲』(野崎歓・平岡敦訳、白水社)

<開催日時> 2021年3月25日(木)20:00〜21:30

<開催方法> Zoom(オンライン)

<参加条件> 『フランス組曲』を読了しておくこと

<参加費> 1000円(「本のあるところ ajiro」ワンドリンクチケット付)

<ご予約> https://ajirobooks.stores.jp/items/60201daa2438603439a8439a

上記ページでチケットを購入いただくと読書会への予約が完了します。購入の際に記入してもらったメールアドレスにZoomの参加URLなど読書会の詳細をお送りします。

毎回必ず初参加の方がいらっしゃいます。先着順ですので、お早めにどうぞ。定員に達し次第募集は締め切ります。質問はツイッターアカウント(@gaibunkyoku )へのDM、もしくはajirobooks@gmail.comまでお願いします。

→定員に達したため募集を締めきりました(3/15)

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『フランス組曲』(イレーヌ・ネミロフスキー、白水社)

1940年初夏、ドイツ軍による首都陥落を目前に、パリの人々は大挙して南へと脱出した。その極限状態で露わとなる市井の人々の性を複線的かつ重層的に描いた第一部「六月の嵐」と、ドイツ占領下のブルゴーニュの田舎町を舞台に、留守を守る女たちと魅惑的な征服者たちの緊迫した危うい交流を描く第二部「ドルチェ」。動と静、都会と地方、対照的な枠組みの中で展開する珠玉の群像劇が、たがいに響き合い絡み合う──。アウシュヴィッツに散った作家のトランクに眠っていた遺作長編。

【イレーヌ・ネミロフスキー】1903年キエフ生まれ。ロシア革命後に一家でフランスに移住したユダヤ人。29年、長篇第一作『ダヴィッド・ゴルデル』で成功を収め、一躍人気作家に。第二次大戦が勃発すると、夫と娘二人とともにブルゴーニュ地方の田舎町イシー=レヴェックに避難、やがてフランス憲兵によって捕えられ、42年アウシュヴィッツで亡くなった。娘が形見として保管していたトランクには、小さな文字でびっしりと書き込まれた著者のノートが長い間眠っていた。命がけで書き綴られたこの原稿『フランス組曲』が60年以上の時を経て奇跡的に世に出るやたちまち話題を集め、「20世紀フランス文学の最も優れた作品の一つ」と讃えられて2004年にルノードー賞を受賞した。