【ガイブンキョウク】第105回 ヨン・フォッセ『だれか、来る』読書会(24/6/5)
<課題本> ヨン・フォッセ『だれか、来る』(河合純枝訳、白水社)
<開催日時> 2024年6月5日(水)19:30~21:00
<開催地> 本のあるところ ajiro(福岡市中央区天神3丁目6-8 天神ミツヤマビル1B) ※オンライン(Zoom)での参加も可能です
<参加条件> 『だれか、来る』を読了してくること
<参加費> 1000円
<参加申込み(会場参加/オンライン参加)>
『だれか、来る』(ヨン・フォッセ、白水社)
シンプルな言葉を繰り返す詩のような台詞で人間の本質を問う「だれか、来る」は、90年代に発表されるや、世界に衝撃を齎した。フォッセはリアリズムと不条理演劇の間を往来する作風で、同じくノルウェー出身の劇作家イプセンの再来、〈21世紀のベケット〉などと称される。ノーベル文学賞を受賞したノルウェーを代表する劇作家の代表作「だれか、来る」とエッセイ「魚の大きな目」を収録。邦訳の単行本は初となる。
【ヨン・フォッセ】 1959年9月29日、ノルウェー西部ハウゲスン生まれ。同国のベルゲン大で哲学と比較文学を学んだ。83年に小説『赤、黒』で作家デビュー。詩や児童文学なども手掛け、90年代に劇曲「だれか、来る」を発表。世界的な劇作家として地位を確立し、「欧州で最も多く上演された現代劇作家」とも称される。これまでに国内外で多数の文学賞を受賞し、40篇以上の戯曲、22作を超える小説が刊行され、戯曲はすでに世界50カ国以上の言語に翻訳され、上演されている。2023年ノーベル文学賞を受賞。本書が初の邦訳書となる。