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【ガイブンキョウク】第98回 ウラジーミル・ソローキン『ロマン』読書会(23/5/31)

海外文学に特化した読書会、ガイブンキョウク。

5月の課題本は、

ウラジーミル・ソローキン『ロマン』

<課題本> ウラジーミル・ソローキン『ロマン』(望月哲男訳、国書刊行会)

<開催日時> 2023年5月31日(水)19:30~21:00

<開催地> 本のあるところ ajiro(福岡市中央区天神3丁目6-8 天神ミツヤマビル1B) ※オンライン(Zoom)での参加も可能です

<参加条件> 『ロマン』を読了してくること

<参加費>  1000円

<参加申込み(会場参加/オンライン参加)>

『ロマン』(ウラジーミル・ソローキン、国書刊行会)

優秀な弁護士としての首都での暮らしにピリオドをうった青年ロマンは、画家として第二の人生を歩むために、故郷の村クルトイ・ヤールへと戻ることにした。旧知の友や親類に囲まれた素晴らしく愉快な日々。都会では忘れていた人間としての生活に、彼は大きな喜びを感じる。そして、やがて彼は運命の女性にめぐり会う……「現代文学のモンスター」の異名をとる作者が、ツルゲーネフ、チェーホフ、ゴーゴリといった十九世紀ロシア文学の精髄を戯画化しながら描く、衝撃のスプラッター・ノヴェル。

【ウラジーミル・ソローキン】 1955年、ロシア生まれ。もともとブックデザイナー・画家だったが、1970年代後半からイリヤ・カバコフらのコンセプチュアリズム芸術に関わるようになる。1985年『行列』をパリで発表し作家デビュー。以後、実験的かつ過激な作風で、〈現代文学のモンスター〉の異名を取り、最もスキャンダラスな作家として本国でも注目を浴びる。1994年に『ロマン』を刊行した後も、『マリーナの三十番目の恋』『青い脂』『親衛隊士の日』『テルリア』など、小説・戯曲・映画シナリオなどを旺盛に発表。2010年『氷』でゴーリキー賞受賞。近年ではウクライナ情勢に関する政治的発言でも、大いに注目を集める。