風見正三(Dr.Shozo Kazami)

都市計画家・ガイア研究者・宮城大学理事・副学長・教授。大手建設会社を経て、大学教授に転…

風見正三(Dr.Shozo Kazami)

都市計画家・ガイア研究者・宮城大学理事・副学長・教授。大手建設会社を経て、大学教授に転身。2011年、東日本大震災に遭遇し、自然や地域と共生する「森の学校」を構想し実現に導く。現在、人間の進化と地球の未来を導く「知的思考法」による人生改革・社会改革の提言を進めている。

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アフターコロナの人間の進化と地球の未来

2.地球規模の記憶喪失に立ち向かう時 新型コロナ時代の中で我々はいかに生きていくのか? その方向性が世界各国で議論されている。そもそ人類はこの地球の長い歴史の中で何を成し遂げてきたのか、その実態は歴史学にて中心的に論究されることであるが、現代の人間がそれをどこまで叡智として受け継いでいるのだろう。 地球では様々な生命が育まれ、やがて、「原人」から「新人」へと進化し、我々はつくられてきた。 その長い歴史の中で、地球に生きるために必要な人類の叡智というものは継承されてきて

    • アフターコロナの人間の進化と地球の未来

      1  人類はどこまで進化していけるのか? 我々は、地球という星に生まれながら、日常的に「地球」という存在を意識しない。それは、「地球」という存在があまりに大きく、「乗り物」として直接、その存在を感じ得ないためであろう。 しかし、地球は何度となく、人間や様々な生物にメッセージを送り続けてきている。稲妻やハリケーン、自然の脅威は、生命が母なる自然と対話する機会を与えてきた。 それでも、人間は、科学技術を発展させ、自然を押さえ込もうとしてきたのである。自然は脅威も与えると同時

    アフターコロナの人間の進化と地球の未来