だーりぃ

しがない大学生のものです。 日常・創作、過去の出来事を話します。文章って難しいですね。…

だーりぃ

しがない大学生のものです。 日常・創作、過去の出来事を話します。文章って難しいですね。頑張ります しがないなりのしがないnote。覗いてってください。

最近の記事

「水」を見て、あなたは何に例えたか。

水は自分の内も外も満たしてくれる。 例えば体が熱を帯びている時、おそらく水を渇望する。 そんな時に私たちは、水を求めて旅に出る。そうして目の前に広がる水を見つければ飛び込んで、自分の体温を心地のいいものにするために使いだろう。 でもその心地よさに流され、四方が途方もない水平線になってしまったり、心地よさをさらに求めて、深く潜ろうとしたりする。 そうなった時、私たちは戻り方もわからなければ、水しか見えず、水のことしか考えられなくなる。 それを私たちは溺れるというのだろう。

    • 変わることを本気で喜べないのは私だけでしょうか?

      久しぶりに追いかけていたバンドのライブに来た。 出会いは大学生の時に興味本位で行った地元長野のクラブハウス。 私の他に客は4人。 「あなたたちがいないと、僕たちはみんなにこうやって音楽を届けるとこができないんです。本当にありがとう。」 涙を流しながらステージの上で泣き、叫ぶ姿に心を打たれ私たちは必死に応援し、追いかけた。 その応援に応えるかのように、彼らは懸命に声を届けてくれた。 チープな照明の下で、狭いステージの上から。 腹から心を経由した感情の力を、喉でコントロールで

      • 休みたい時にはコーヒーを、休むときには白湯を飲む。

        フリーランスで仕事をしていると、全てが自分次第。 納期以外に、私を強制するものはない。 当然、やりたくないときだってある。だって人間だから。 休みたくなったらコーヒーを飲む。 気持ちがホッとして、魔法みたいにフッと頭が冴えてくる。 お気に入りのプレイリストをヘッドフォンでかけたなら、ゆっくりとイスに座り、パソコンをそっと開けていく。そうして私は集中の海へ溶けていく。 そうやって頑張った日の最後には、休むために白湯を飲む。 飲めない熱さまであたためて、マグカップに少し注いだ

        • 生きるために必要なものが全て揃う東京で、私は生きることができない。

          不便の多いあの町を飛び出した。 私は憧れだった東京の地面を踏みしめながら進む。 そこには人が生きるために最適化されてゆく街が広がっていた。 不要なものはどんどん淘汰され、必要なもので埋め立てる。 何不自由なく生きれるこの街で、私は生きていけないことを知覚する。 この街には、生きていくために必要無いものが無さすぎる。 風だけを感じながらポツポツと向かう5km先のコンビニも、一生来ないと錯覚する電車を、1人、あるいはあの人と待つ寂れたホームも。 さぁ、帰ろう。

        「水」を見て、あなたは何に例えたか。