ちょっとそこまで

友達が、不安になってるみたいだった。
心配になり、経路を調べるとバス、電車、新幹線と綺麗に時間が並んだ経路が。
これは行く運命ではないかな、と思ったので急いで準備。

遠いような、そこまでではないような、そんな距離にいる友達。
このnoteで知り合った人。
note始めたときに友達ができるなんて考えもしなかった。

元々、友達がいる近くに出かける用事があった。
それを伝えていたから、友達は連絡をくれた。
「時間ありますか？」って。
その日は雨風が強く、中止してしまっていた。
だから家にいた。
なんならお昼ごはん食べた後にダンジョン飯を最新話まで観て続き欲しさに悶てたところだった。

だから始めは通話する〜？とか軽く返したんだけど、ツイート見たらそんな感じじゃなくて。
だから行くことにした。
元々の予定は布団に包まって唸るくらいに乗り気がしなかったのに、友達の為となるとそんな重さはどこへやら。

移動が苦じゃなくて、こんなに気軽に移動ってできるんだってむしろ感動するくらい。
前にライブ旅行に来たときは大荷物で、もっと手間で大事（おおごと）だったのに。

着いて少しして、「あと15秒！」という連絡をもらって丁度それくらいに見えた人影。
前回会ったときは黒コーデだったけど、その日はモコモコの白くてかわいいコーデ。
「階段の上にいる〜」と送ったのを見て、見つけてくれて、ハグしてくれた。

カフェ？と提案してもらったけど、気にせず喋りたいならカラオケじゃないかなって伝えたら「私も考えてた！」と友達。
持ち込みＯＫのカラオケがあるらしい。初めてだ。コンビニでお酒とお菓子、私はコーラも買った。
プレモルを2本買うと貰えるKing Gnuのステッカーがまだあって、色違いをゲットできてうれしかった。

私の住むところは田舎なので、建物の多さにお〜と思いながら、ビルの中のカラオケも珍しくお〜と思いながら。

カラオケでは8割喋って飲んで、お菓子を食べていた。最後少し歌った。友達が話は聞いてたけど歌うますぎて歌姫じゃんって思った。美声〜。

お話、すごく素直に腹を割って話してくれて。
私も隠すことないし、その友達には隠そうとも思わない。それでも信用して話してくれるのが嬉しかった。

私は話を聞いて、思ったことを伝えることしかできなかったけど、それでもその時間があってよかったなって思う。
その子は時折笑顔を見せてくれて、帰りにごはんを食べて帰ったよ、と連絡をくれてうれしかった。

本当は少し、前回会ったときに「この人ないな〜」と思われたかなって不安も少し、あったのだけど、それを伝えたら「なにを！言ってるの！そんな訳！ないでしょ！」と優しい猫パンチをしてハグしてくれて、安心して笑ってしまった
その子と話していて、そんな不安は消え去っていたのだけど、普段の私の性格上ついついそんなことを考えてしまうから。
それを払拭してくれるくらい、その子は真っ直ぐで優しくて、くれる言葉にはいつも思いやりが籠もってる。

彼女は優しい。
いろんな思いやりをもらったから、私も返したい。

ライン交換して、昨日もやり取りして、会ったときに「一生の友達」と言ってくれてすごく嬉しくて、私にとっても君はそんな存在だよ、と伝えそびれたからここでコソッと伝えとく。

毎日でも会いたい、とコンビニで冗談を言っていたとき笑って返したけど、本当に家が自転車で行ける距離なら毎日でもいいなって思ってた。
告白が続くね。

人と接するとき、いつも頭のどこかで天使と悪魔の悪魔のように、「表面上優しくしてくれるのでは？実は嫌なのでは？」と囁く声がする。
最近は随分減ったけれど、ふとそう考えるときがある。
そんな不安を彼女は溶かしてくれる。
人は温かいのだと、全身で伝えてくれるのだ。

今Twitter（X）の自己紹介欄に「ケーキと花は回復薬」と書いているけど、彼女と話すと回復するのだ。ＨＰもＭＰも。
たくさん好きを伝えてくれる彼女にどれだけ返せているだろうか。私も好きだよと。

私は父と住んでいて、子供の頃から煙草を吸う父。副流煙は日常で、煙草の煙も匂いも嫌悪感はないのだけど、彼女はすごく健康を気にしてくれて、私の前では吸わない。
カラオケから駅への帰り道、通りすがりに道端で煙草を吸ってる人がいて側を通ろうとしたとき、腕を引かれて道の反対側へ移動した。
ガラが悪いからかと思ったら、「私でもせわあしさんの前で吸わないのに…！」と嫉妬していて、笑ってしまった。

彼女の不安を解消できれば、という時間だったけれど、私は会えたこともうれしく、移動に対する重さのイメージも軽くなり、色々と嬉しかった時間だった。

その後彼女が更新したnoteを読むと彼女の思いやりが詰まっていた。やっぱり優しい。
あと、酒を3本飲めちゃうところ、強くてかわいかった。