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2024.03.23 台湾探鳥 Taiwan birding ⑤阿里山2日目前半


宿近辺


宿を出た瞬間、たくさんの鳥の鳴き声がした。鳥を見つつ、宿からバス停までの道を下る。台湾のバスは予定時刻より前後するので、余裕をもっていく。

さっそく、固有種のムナフマルハシがいた。写真はほぼ撮れず…。生息環境がいまいち掴めていなかったが、こんな山にもいるのか。

アカハラが囀っていた。日本では囀るには少し早いので、一足先にである。ノゴマもいた。ノゴマは台湾では通過のはずだが、大声で囀っていた。コンヒタキが追いかけっこをしていた。

少し行くと、固有亜種カヤノボリ Collared Finchbillがいた。生息環境がよく分からなかったが見られてよかった。見たかった鳥なので嬉しかった。

カヤノボリ

空にオオコシアカツバメが飛んでいるのを眺めながら、歩くとしっかり撮れていなかった固有亜種シロガシラクロヒヨドリ Black Bulbulがいた。見れば見るほど面白い鳥である。しかも結構好きかもしれない。頭が白い本来の亜種も見てみたい。あれだけ見た目が違ったらスプリットされても良さそうだけど。

シロガシラクロヒヨドリ

メジロチメドリ


キバラシジュウカラ等を見つつ、しばらく行くと、暗い針葉樹の下にバードウェーブ。撮れていなかった固有種メジロチメドリ Grey-cheeked Fulvettaや、

メジロチメドリ

固有亜種ズアカチメドリ Rufous-capped Babblerがいた。

ズアカチメドリ

今思えば固有種タイワンチメドリもいそうなバードウェーブだったなぁ…。

途中にコシジロキンパラやタイワンゴシキドリを見つつ下ると、ヤブドリの鳴き声が。見上げると2羽いた。ただほんとに表面に出てこない鳥で、なんとか撮れました。

ヤブドリ

バスは15分ほど遅れて到着。途中から乗るとやはり椅子には座れない。通路に座った。

阿里山國家森林遊樂區

シマドリ

阿里山に着いて、Chaoping Station 沼平車站へ向かう。聞き慣れない声がしたので探すと、固有種シマドリ Taiwan Barwingが!見たい鳥だったので嬉しかったです。普通種だけど、活発な時間帯は朝だけのようで、このときしか見られなかった。群れを見つければたくさんいるし、個体数自体はたくさんいるが、少し運要素のある鳥だと思う。

シマドリ
英名の由来となった、Barwing。美しい…。


ルリチョウ


姊妹潭のほうに歩いて行くと、東屋の近くに固有種ルリチョウ Taiwan Whistling-Thrushが。見てはいたが撮れていなかった。阿里山でルリチョウを見るならここがオススメである。3羽ほどいた。綺麗な尾羽。

ルリチョウ

Alishan Shouzhen Temple 阿里山受鎮宮のほうを通って再び上へ向かう。望遠レンズをもって歩いていると、めちゃくちゃ話しかけられる。その度に「ごめん(台湾語)、日本人なんだ」って言っていたけど、英語が話せる方がいたので久しぶりに人と会話できた(笑)

チャバラオオルリ

再びChaoping Station 沼平車站へ向かうと、チャバラオオルリが!観察してはいたが、光条件が悪かったので、こんなに明るいところで見られるとは!いや〜〜きれいな鳥だ〜。とっても好きな種。

チャバラオオルリm

動画も撮れたくらいじっくり見られました。

前半はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。

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