2024.03.23 台湾探鳥 Taiwan birding ⑥阿里山2日目後半
チャバラオオルリを観察したあと、再び山頂へ向かいます。狙いはミカドキジ雄やニイタカキクイタダキ雄でした。アリサンヒタキをもう一度見たかったというのもありました。
祝山觀日步道
タイワンサザイチメドリ
山道を歩き始めてしばらくすると、遠くから固有種であり、個人的keybirdのタイワンサザイチメドリ Taiwan Cupwingの鳴き声が聞こえてきました。近づいていくと、かなり歩道の近くで鳴いています。そこで粘りますがなかなか見つかりません。すぐそこで鳴いているのに。そして声の聞こえ方からして、多少は動いているはずなのに。
15分ほど経ったでしょうか。ふと、目の前にあった"切り株にできた洞穴状の真っ暗なスペース"の中で何かが動いているのが目に入りました。すると、その小さな物体が囀り始めました。そんなところにいたのか…!!薄々予想できていましたが、だいぶシャイな種なんだなぁと思いました。囀るときは少し明るみに出てくるようで、そのシルエットだけが向こう側からの光によって僅かに見える状況でした。少しすると、急に出てきました!
かわいい!!ちっちゃい!キクイタダキよりも小さいこの鳥。体の複雑な模様がとても美しいのでぜひ見たかったのです。そしてサザイチメドリ(Pigmy Cupwingとスプリットされる前の和名はタカサゴミソサザイ。今ではPigmyがタカサゴミソサザイです。)という言い得て妙な外見。森の中は暗く、動きが素早い彼らなのでシャッタースピードが稼げず、あまりいい写真は撮れませんでしたが、移動することに。
すると、別個体を見つけました!しかもこの個体のほうが警戒心が薄そうです。先程の個体と同様に、切り株に洞穴状に空いた暗いスペースで囀っていました。それが囀っては移動、囀っては移動(囀るときは表に出てくる)を繰り返し、目の前の高い切り株の上へ!まさに理想のシチュエーションでした。
手前の枝が微妙に邪魔だけど、全然よい✨
角度を変えて再び。
後ろを通った観光客に驚いて、移動してしまいました。
とっても見たかった種だったのでだいぶ時間を割いてしまいました(笑)
前日と同じく、頂上まで向かいますが前日より鳥が少ない…。
コンヒタキが近くに来ました。
アリサンヒタキはほとんどの個体が居場所が変わっていました。
胸の朱色が濃い個体
頂上に向かうと、固有亜種のタイワンカケス Eurasian Jayがいました。日本のカケスより可愛いけど、ミヤマカケスには勝てないかなぁ〜(笑)
この日は結構疲れていたのですぐに帰りました…。山道30km歩いたらそうだよなぁ…(笑)
土曜なのもあり、バスが死ぬほど混んでいて立ち乗り地獄でした。
前日と同じお店でご飯を食べて、固有亜種シロアゴヨタカを探します。すると、超奇跡的にライトで当てていた範囲に飛んできて、携帯で撮影することができました!!!雄の尾羽の外側にある帯状の白い模様がしっかり確認できます✨日本で初確認された(おそらくこの亜種…?)ニュースがあったのもあり、ぜひ見てみたかったので、見られて嬉しかったです。地面に降りている個体は見つけられずでした…。時間帯もあるのかな〜。次回は降りている個体をカメラで撮るのが目標!
ご覧いただきありがとうございました。
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