年賀状作成で困ったことについて書き留める

来年の年賀状作成の自分への備忘録として年賀状作成の顛末をここに記す。

困ったことは3つ

困ったことを先に書いておく。

  1. 某はがき印刷ソフトが宛名印刷をサポートしてくれなくなった。

  2. 「高」という漢字には種類があって「髙」という漢字はShift-JISで出力出来ない。

  3. 郵便番号には「0」から始まるものがあるので読み込み(書き出し)に失敗すると6桁の少ない郵便番号になってしまう。

宛名印刷が例年通りに出来ない。

例年年賀状の宛名を印刷するデータはExcelに入力したものをExportしてうまいことはがき印刷ソフトでImportして印刷していて最近はスマホでも印刷ができるようになったのでかなり楽していたのだが令和4年の年賀状を作ろうと思ったらその某はがき印刷ソフトが宛名印刷の機能をやめてしまった。
それに気がついたのが年末の30日でさて困った。

代替方法を探す

仕方がないので最短で住所録を変換して宛名印刷をやってしまえる方法を探ってみた。そうしたらどうやらWindows版のフリーソフトである某宛名印刷ソフトでCSVを読み込ませて宛名印刷するのがてっとり早そうだということがわかった。

やってみた

ExcelからCSVへの出力はPythonのpandasを使えば簡単にできることは知っていたのでチョチョイのちょいと以下のコードでCSVへ出力

import pandas as pd

df = pd.read_excel('address_from_202112.xlsx')
dftmp = df[df['R04年出'] == 1)]
df2022 = dftmp[['氏名(性)', '氏名(名)', '敬称', '連名1','連名2','連名3','連名4','自宅 〒','自宅 住所1','自宅 住所2','自宅 住所3']]
df2022.to_csv('2022年賀宛名印刷.csv',encoding="utf-8")

コードをちょっと解説すると'R04年出'という見出しの列に'1'と入力されている行を抽出してdftmpというDataFrameを作り、次にCSVとして出力したい見出しをlistで指定してdf2022というDataFrameを作り、最後に文字コードはUTF-8としたCSVを出力するというもの。

某はがき印刷ソフトでCSVを読み込ませてトラブル発生

先程出力したCSVファイルを某はがき印刷ソフトの住所録インポート機能を使って読み込ませたら文字化け発生。どうやらWindows版のソフトだったためにShift-JISで読み込ませなければ駄目なようだ。
そこで先程のコードの最後を

df2022.to_csv('2022年賀宛名印刷.csv',encoding="shift-jis")

としてCSVを出力してみたら

UnicodeEncodeError: 'shift_jis' codec can't encode character '\u9ad9' in position 5: illegal multibyte sequence

調べてみると住所録の中にあった「髙」という「高」とはちょっと違う漢字はShift-JISには存在していないらしい。うーん。漢字は奥が深い。

やっつけで変換して再度CSVで読み込ませる

Shift-JISに変換できないんだから仕方ないので単純に

df['氏名(性)'] = df['氏名(性)'].str.replace('髙', '高')

として変換してこれで問題なくShit-JISで出力できたので無事にはがき印刷ソフトで住所録のインポートが出来た。めでたしめでたし。(「髙」橋さんが「高」橋さんと書かれて気分を害することが無いことを祈って)

いよいよ宛名印刷

(ここまででおよそ賞味15分ぐらい。賞味15分と書いたのはmacで作ったこのファイルをWindowsのOneDrive経由で読み込ませようとした時にWindowsを起動したのが久しぶりすぎて機嫌を損ねたのかどうだか理由がよく分からないがOneDriveでデータがSyncしてくれなくてPCを再起動してみたりいろいろやって同期するまでに15分ぐらいドタバタした。)

いよいよ宛名を印刷。一通り50件ぐらいの宛先を印刷ソフトの画面でサラッと確認した後にプリンタの印刷面の裏と表を間違えないように頭の中で印刷される様子をイメージしながら印刷面を下にしてトレイに年賀状をセット。印刷ソフトから「印刷」実行!これで後は印刷が終わるのを待つだけ。

郵便番号の桁が少ない年賀状が!

印刷が終わった年賀状に一枚ずつコメントを書こうとしてよく見たその時、なぜか郵便番号が埋まっていない年賀状を発見。すぐに「ゼロサプレス」問題と気がついた時には後の祭り。全部で5枚程度の6桁しか入力されていない年賀状が見つかり呆然。「印刷し直すか・・・」と思った時に天の声。「修正ペンで消してから手書きしたら良いんじゃない?」そうだ。5枚程度なら印刷し直すよりその方が手っ取り早い・・・。

無事に年賀状作成終了

かくして2022年の年賀状はまたしてもドタバタの年末になんとか仕上がってポストに投函された。

長くなったので後日談は別Noteで。


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