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ガコ田レポート013:帝国歴1028~

【注意】この記事は、「最終皇帝モニカの野望:バレンヌ帝国編PART13」のネタバレ含みます。
お読みいただく前にこちらを見ていただけますと、ありがたいです。

https://youtu.be/FSsc7edMsnM

こんにちはこんばんはおはようございます。ガコ田です。
今回は動画内では収まりきらなかった内容も書いていきたいと思っておりますので、かなりの長文になります。
覚悟の上でお付き合いしていただけますと嬉しいです。

1.竜槍ゲイボルグ

言わずと知れた最強武器の一角、竜槍ゲイボルグです。
クー・フーリンの槍と言った方が分かりやすい方もいらっしゃるでしょう。
まあ、ロマサガ2のゲイボルグはそんな伝承とは一切関係ないので、たまたま同じ名前の槍である、ということでしょう。
さて、この槍。動画内で言及しましたが、攻撃力は44です。ロンギヌスは45。しかし、最強はこのゲイボルグです。
何を言ってるんでしょうねぇ…。
知っている方は分かっていらっしゃると思います。
ですが、やはり動画内で証明させたいので、今は言わない方向でお願いしますね。
ジャンヌさんは重いと言っていました。
イメージとしては、ランスタイプの槍を思い浮かべてもらえるとよいのかもしれません。

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ゲイボルグのイメージ(FF14より)

竜槍シリーズの初登場はこのゲイボルグが最初です。
その後、ロマサガ3では竜槍スマウグ、サガフロ2では邪竜ウロボロスという名の槍、サガスカーレットグレースでは竜槍ゲイボルグが再登場。
ミンサガでは竜槍ケロンドロウズと竜槍マリストリクといった感じで、ほとんどがドラゴン系モンスターのレアドロップ枠で落とす強力な武器になっています。
強さは言わずもがな、ある意味勲章的なモノでもあると思います。
ぶっちゃけてしまいますと、ロマサガ2での最強の槍は開発武器の黒曜石の槍が攻撃力49で存在しているため、通常プレイでは無理に取る必要はないのです。
最強武器になるのは間違いなくゲイボルグなのですが、黒曜石の槍で十分代用できますので、今回のように開発をしないプレイでもしない限り、狙うのはよいですが、粘りすぎるのは精神衛生上よろしくありませんので、程ほどで切り上げた方がよいと思います。
動画において、この槍を使いこなすのは誰になるのか。それはお楽しみに。

2.ジャンヌ

モニカ陛下登場より以降、最前線で活躍してくれていたジャンヌさんがここで前線から退きます。
最終決戦を目の前にしてメンバーチェンジを慣行するのは、正直なところ抵抗があります。
ですが、録画している当時はこんな動画の内容をイメージしているわけもなく、ただ漫然とプレイしていますので、メンバー変えちゃってます。
彼女のファンだという方がいらっしゃいましたら、本当に申し訳ございません。
1003年の初登場より25年ほど。
人生100年時代と呼ばれる現代に置き換えてみると、その4分の1を戦いの中で駆け抜けてきた彼女は間違いなく英雄にふさわしい人物でしょう。
初登場の頃はまだ棘がありましたが、モニカ様やアザミ、ソフィア、ウィンディ、そしてジョンやスネイル、アメジストと、多くの外の人間と出会ったことで大きく人間的に成長を遂げたと思います。
動画を録っている時点で私自身最終パーティの構成を知っていますので、各人をどのようにきれいな形で退場させるのか、ということは常に気を配ってきたつもりであります。
ですが、彼女に関してはいい案がなかなか浮かびませんでした。
極端な話、最終パーティをもう一度組み直して、ジャンヌ込みでクリア動画撮ろうかとすら考えたほどであります。
しかし、それは歴史をやり直す行為であり、そうすることは彼女たちの歩んできた道に対する冒とくではないか、と考え、退場させることにしました。
所詮ゲームのキャラじゃんって言われてしまえばその通りではあります。
システム的に衰えるということがあるわけでもありません。
でも、彼女たちは動画の中の歴史で、このゲームの中の歴史で生きているということを私は表現したかった。
彼女の育て上げると言った弟子が誰になるのか、期待してお待ちいただけますと、非常にありがたいです。
ここ最近の動画内でちょこちょこ言及していますので、想像はつくと思います。恐らく予想通りの人物だと思いますので、ご期待くださいませ。
ここまで戦い続けてくれた戦士ジャンヌ姐さんに最大限の敬意を送ります。
ありがとう。お疲れ様でした。

ジャンヌの銅像建ちそうですね…。

3.リース・トーレスとは

突然、この名前が出て来て、誰じゃそれ?ってなられたことと思います。
リース・トーレスとは、アンリミテッドサガに登場する、ゲーム開始時より1000年前に英雄イスカンダールと共に活躍した偉大なる魔道士です。
彼は数々の英雄譚と共に、多くの謎に包まれた人物です。
たまたま手持ちの資料を漁ってた時にポロっと出て来て、古代人にすごく似ている設定を持っておられたので、やや強引に登場していただきました。
一応言っておきますが、完全にオリジナルの設定を組んでいますので公式がどのようなのか気になった方は別途お調べください。
アンリミテッドサガでのリース・トーレスは、その世界での術体系を作り上げたり、始祖龍ドラコ・アルケイオスを倒したり、イスカンダールが英雄になる手助けをした人物であります。
アンリミテッドサガの世界には神が作った『真人』とそうでない人がいます。そしてこの真人は寿命が数千年にも及び、優れた知識と技術をもつ種族だったそうです。
リース・トーレスという人物はこの『真人』だったのではないのか、という仮説がところどころネットで見たらありましたので、その案を勝手に使わせていただきました。
そして、この『真人』。
ここまで動画を見て、レポートも読まれた方はお気づきかもしれませんが、古代人に似ているな、と思われたことでしょう。
私はこの資料見た時、古代人そのものじゃん、と思いました。
ですので、リース・トーレスと言う人物を古代人として扱ってみれば、話が膨らむかなと思ったわけでございます。
術体系を作り上げるような人物ですから、そりゃもう天才どころではないでしょう。
次元転送装置や数々の古代人の遺跡にも彼が関与した跡がきっとあるのではないでしょうか。
そして彼自身は別の目的があって、七英雄たちが結成される以前に既にアンリミテッドサガの世界へと旅立っていることにしています。
それが何なのかは知りませんし、考えてもいません。

4.外道の書と吸収の法

リース・トーレスが遺したという『外道の書』。
外道の書というのはこれもアンリミテッドサガから引用させていただいておりますが、超レアな魔導書になっております。
どのくらいレアかというと、
『1.禁呪系統の魔道板は、レアモンスター、レインボーグッキーを倒すことでのみ入手可能である
2.レインボーグッキーは二周目以降でなければ現れない
3.レインボーグッキーは主人公から逃げる動きをするため、捕捉が困難である
4.レインボーグッキーはラスボスに次ぐほど強力な敵であり、戦力が整っていない序~中盤では倒すのは難しい
5.レインボーグッキーを倒したところで、魔道板をドロップする確立は1割程度である
6.魔道板を入手したところで、9割方が最低レベルの物であり、上位の物ほど確率が下がる』(onigiriまとめ様より引用⇒https://matome.eternalcollegest.com/post-2144687376499765601)
と、なっております。これもミンサガの青の剣同様、気が狂いそうなほどのドロップ率でございます。
この『外道の書』が1つのキーワードになっています。
吸収の法というのは他のいのちを自分の力にする法です。
まあ、同化の法もそうですが、他のいのちや体を自分のモノにしてしまうというのは、可能不可能を考慮しなかった場合、我々の倫理観では考えられないような道を外れた行為になるのではないでしょうか。
某ドラゴンボールでギニューがやってきたチェンジみたいなものですよね、要するに。
まあ、あちらは魂の入れ替えだったと思いますが。
つまり、古代人の倫理観というのは我々にとっては理解しがたいものであるということなのではないかと私は考えました。
簡単な話、けっこう前の動画で言いましたが、肉体は魂の器でしかないということです。
ガワが変わろうと、魂さえその人であるのなら接し方など変わらない、ということなのかもしれません。
で、吸収の法。ノエルたちはこれを編み出した結果、モンスターを取り込み、力を得、モンスターを倒して英雄へとなっていったわけですが、彼らはこの術が外道の術だったと理解したうえで使ったのか。
勝つためには手段を選ばない、選んでいる時間もない。そんな状況にまで陥っていたのかもしれません。
私はこの吸収の法というものは不完全なままで運用せざるを得なかったのではないかと考えています。
完成まで持ち込むまでに何度も実験していたと思われます。
その実験、誰がやってたんでしょうか。
実験を繰り返すうちにモンスターに意識をもっていかれてしまう可能性もあったはずです。
ノエルの性格だと、他人で実験するということはない気がします。
自ら実験体になり、完成へ調整していったのではないでしょうか。
当動画ではその完成への最後の一押しとして、外道の書の存在を出してみました。
リース・トーレスはノエルやワグナスと同期だったとか、そんな感じの関係で、彼が遺していった魔導書を漁っていたら出てきた、という感じで補完していただけますとしっくりくるかな、と思います。
かくして、吸収の法は不完全に完成してしまいました。
その結果、彼らはタームの女王を倒し、七英雄と呼ばれるようになり、伝説の存在へとなっていったわけであります。

5.七英雄の伝説

そもそも七英雄の伝説とは何だったのか。
ゲームのオープニングデモで流れる伝説はこのようになっています。
ー七英雄の伝説ー

数多くの悪しき魔物を倒し世界を救い、その後いずこかへ消えた…

クジンシー スービエ ダンターグ ノエル
ボクオーン ロックブーケ ワグナス

いつの日か、彼らは戻ってきて再び世界を救うのだという…
世の中が乱れる度に人々は伝説を語り、救いを願った
しかし、平和が訪れると… 伝説は忘れられた…

人の世の興亡は繰り返す、
安定した国々による平和な時代が終わり分裂と闘争の時代が始まった

七英雄の名は再び語られ始めた そして彼らは来た

だが…

この伝説なのですが、具体的には描かれていませんね。
まあ、伝説や伝承なんてものはそういうものなのだ、と言われればその通りなのでしょうけど。
ロマサガ2の世界で生きる人々にはどのように伝わっているのでしょうか。
その姿かたちは?
何かに残っているのか、それとも口伝なのか。
ハッキリしません。
そもそも大昔の伝説の存在がいつか帰ってきてまた世界を救うという伝承自体おかしな話ではないでしょうか。
七英雄は永遠の命をもっていたと考えられたのでしょうか。
ではその永遠の命はどうやって得たのでしょうか?
だいたい、ヒトが争い困った時に現れて平和にしてくれるって都合のよすぎる話です。
まあ、RPGの民衆あるあるですが、この伝説は誰かが何とかしてくれるという他力本願丸出しの伝説でしかありません。
彼らがやったことは、タームの女王を倒し、古代人への脅威を払ったこと。
そして別次元へ追放されたこと。
伝説が語られるたびに帰還を願われていたのでしょうが、実際の所帰ってきていたのかというと、恐らくは帰ってきていないでしょう。
今回たまたま、ようやく帰ってこれたというのが本当のところではないでしょうか。
もちろん、広めたのは古代人たちでしょう。
七英雄の活躍を実際に見た人たちですし、真相をうまく隠して、美しい部分だけ見えるよう脚色して伝えたのが、この伝説なのではないでしょうか。
そして、いつの日か彼らが帰ってくるだろう、という警告でもあったと思います。
何故警告なのか?
モンスターになってしまった七英雄を知っているからです。
そして、その意味を理解している民衆はいないでしょう。
むしろ、平穏な生活を送っている間に忘れてしまうかもしれない古代人たちへの警告かもしれません。
もし、その時の新しいヒトが七英雄に立ち向かえるのであれば利用し、ダメなら滅びるのも致し方なし、という古代人の思惑が透けて見えてきそうです。

6.ノエル

ノエルはなぜ吸収の法を編み出したのでしょうか。
彼はゲームでの態度を見てもわかるように、物腰は丁寧ですし、割と話が通じるヒトです。
ですので、単に皆を守るために戦う。そう思ったのかもしれませんが、やはりそれだけでは理由として弱い気がします。
というわけで、勝手に親がタームにやられたってことにしちゃいました。
今回の動画では起きなかったアバロンでのターム族のイベントなのですが、これが割とグロいんですよね。
アリが大量発生してると大臣が報告に来るのですが、突然、ホ、ホギーって叫んでターム族になっちゃうっていう。
そして、城内にいるヒト全てに話しかけるとみんな同じ反応してターム族とバトルになってしまうイベントです。
地下で女王倒せば治まるんですけどね。
で、この寄生する特性を利用して、ノエルの両親はタームになっちゃったってことにしました。
ロックブーケには卵つけられちゃったけどまだ魂が傷ついていないから同化の法を使わせたっていうことにしてみました。
復讐というか怒りというものはものすごいエネルギーを発生させると思います。
それはいい作用も悪い作用も両方あると思います。
多分、なのですが。
ノエルは吸収の法を編み出しているうちに心が壊れてしまったのではないのでしょうか。
ある意味狂気がないとこのような技を編み出すところにまで辿り着かないと思うんですよね。
そう思ったときに、純粋に守りたいと思ったことだけでは吸収の法誕生への一押しが足りない、という結論に達しました。
そこで、両親を自らの手で殺したこと。妹の危機。これらの要素がノエルの心を壊し、そして書庫を漁って外道の書を見つけてしまった。
偶然?必然?
ですが、結果吸収の法は誕生しました。
彼は英雄となり、追放されていったというわけです。
ここまで書いてて思ったのですが、精神をモンスターに汚染されていくということは、誰にでも可能性はあるのではないでしょうか。
心を壊してしまう事。それが精神がモンスターへと汚染されていくことと同義であると考えた時、その可能性は誰の心にも存在すると思います。
吸収の法を編み出した時ノエルの心にあったのは、完成の喜びか、滅びへの哀しみか、戦いへの楽しみか、タームへの怒りか。
様々な思いがめぐったことでしょう。

古代人・ノエル

7.秘術『アンリミテッド』

ノエルが言うには、オアイーブがモニカ様に施した秘術です。
実はこれもアンリミテッドサガからの引用でございます。
リース・トーレスが編み出した秘術です。
その効果はというと、『別次元に飛ぶことができるようになり、本来いる次元以外では不老不死・無敵になる』というとんでもない術です。
イスカンダールはこの秘術を施してもらったため、真人ではないのに1000年以上生きています。
この秘術をまるまるそのまま使ってしまうとさすがに設定的に難しいことになりますので、前作のロマサガ3動画で破壊するものを倒した後、リリーローズガーデンでのんびりしていたモニカ様をオアイーブが次元のぞき見装置でも使って目を付けて呼びよせ、その際に施したって事にしました。
まあ、無敵という条項を外した不完全なアンリミテッドになっていますが、そこはリース・トーレスほど魔力の高い術士ではないために起きた不都合ということにしましょう。
かくして、ロマサガ2の世界へ呼ばれたモニカ様。皇帝になるまでの立ち位置がはっきりしていませんでした。
動画では幽霊みたいな感じになってたと思います。
投稿した頃はそこまで深く設定を作り込んでいませんでしたので、後付け設定で申し訳ないのですが、幽霊だったのはなしってことでご容赦ください。
さて、不老不死の状態であるということなので、モニカ様は1003年の即位から今まで19歳です。いいですね?
冗談はさておき、死ぬことがないというのを利用して、全滅とかしてしまうとリセットすることで死んでない、ノーカンってことを強引ですが表現できているのではないでしょうか。

8.次元ジャンプと破壊するもの

ちょーっと見づらいですがご勘弁。

ノエルが言っていた、破壊するものの登場シーンです。
こうやってみると、多くのガイコツがうねうね固まって、破壊するものへと変化していきます。
最終皇帝モニカの野望を開始するに当たって、まず考えたところが別世界の住人であるモニカ様がどうやってロマサガ2の世界へとやってくるのか、という事でした。
そこで、七英雄は別の次元に追放されたが戻ってきた。という点に着目しました。
最初は次元転送装置がこの世界にはあるので、飛ばすことができれば呼ぶこともできるんじゃね?という単純な考えで呼んじゃいました。
その後、話が進むにつれて、骨組みに肉付けしようと思いまして、じゃあ別次元に飛んだ古代人は何してんの?無事に飛べるの?とかそういう細かい所が気になってしまったので、その辺りを転送に失敗したとか、飛びまくったら肉体が溶けるとか色々考えながらつけてみました。
まあつまり、このガイコツのうねうねを傷ついた古代人の魂で、破壊するものはその壊れた精神の悪意ある衝動の集合体である、とすればしっくりくるのではないかな、と纏めました。
つまりは、モニカ様と古代人の戦いは前作の時点で始まっていたというわけです。
そして、今回のこの設定作ったことによって、私の動画のSaGa世界は少なくともロマサガ2,3とアンサガの世界は別次元ではありますが繋がっているというわけです。
サガフロのリージョン世界やフロ2のサンダイル、ロマサガ1のマルディアスなど、他の世界も繋がっているかもしれません。
こうやって別の世界と繋がりを作っておきたかった、というのも大きな理由であります。
後々、というかどうせミンサガリマスター動画やるんでしょうし。

9.同化の法・吸収の法・伝承法

古代人たちが使っていた同化の法。
ノエルとワグナスが編み出した吸収の法。
オアイーブがレオンに教えた伝承法。
この3つに共通している点が遺す側と受け取る側があるということ。
1人では成立しない術式であることです。
ただし、伝承法は他の2つとは決定的に違う点がいくつかあります。
それは魂、人格そのものを移す術ではない点。受け取る側にその意思がなければならない点。そして、受け取る側に素養が必要である点。
つまり主体は受け取る側にあるということです。
同化の法と吸収の法は、術を使用する側が生きる為強くなる為に使用します。
が、伝承法は術の使用者のもつ知識・経験・技術を伝える為の術である、ということです。
私はこの伝承法、実に人間らしいなと思うのです。
人間の歴史とは常に闘いの歴史であり、また知識・経験・技術の積み重ねでもあると思うのです。
会社でも学校でも、新しく入ったらまず先輩たちから色々とやり方を教わると思います。これもまあ、伝承ですよね。
今現在の社会の仕組みも、大なり小なり過去からの積み重ねの上に成り立っているわけで、それはこの先もきっと続いていくことでしょう。
それが、文化であり伝統であると私は思います。
この伝承法はオアイーブが編み出したと言われています。
恐らく研究を続けていたのではないでしょうか。
やがて帰ってくるかもしれない七英雄を待ちながら。
そんなわけで、私はこの動画でのオアイーブの立ち位置はノエルやワグナスと共に吸収の法の研究をした同僚、という位置づけにしております。
そして、彼女だけがノエルとワグナスの狙い・思いを理解したうえで行動しています。

オアイーブは何を思う?

10.オアイーブとノエル

以前、オアイーブとノエルは恋人同士だったのはあんまり好きではないと書いた気がしますが、結局何だかんだで2人はそんな感じになっちゃいました。
じゃあなぜ彼女は一緒に戦いに行かなかったのか。
可能性としては、戦闘能力が低かったので彼女自身が参加を見送った。
しかしこれはロックブーケが参加していることを考えると、戦闘能力云々は問題になってはいなかったでしょう。
では別の可能性としては、彼女は行きたかったけど、ノエルが断ったのでやむなく残った。
う~ん、これもしっくりきませんね。
もうサービス終了になってしまっていますが、『エンペラーズサガ』において、七英雄の物語、『ロマンシングサ・ガ2 ZERO』というイベントがかつて配信されていました。
そこでは、ノエル・ロックブーケ兄妹はオアイーブの家でお世話になっていたそうです。
そして、オアイーブの父親はこの兄妹を身分が違うということで、あまりよく思っていなかったそうです。
この父親の存在があったからオアイーブは参加できなかったのかもしれませんね。
でも、ひねくれものの私は、1つの可能性を考えてしまいました。
それは、オアイーブは七英雄側であるということ。
どういうことかというと、古代人側に残っておいて、情報などを横流ししていたスパイだった、ということです。
別次元に飛ばされた七英雄が帰ってくる為には並々ならぬ回数の次元ジャンプを繰り返したことでしょう。
でもそれって、正確に帰ってこれるかどうかなど運に頼ってしまうことになるのでは?と思ったのです。
ということは、ロマサガ2の世界にいる側から何かしら信号なり何なり送らないといけなかったのではないか、ということです。
そこでできあがったのが、オアイーブスパイ説です。
そうすることで、七英雄とのつながりもできてきますし、諸説ある、ソーモンのクジンシーをけしかけたのもオアイーブである説に深みを持たせることができるのではないでしょうか。
そういうわけで、クジンシーをけしかけたのも、伝承法を開発してバレンヌ帝国に伝えたのもオアイーブの狙いがあった、ということです。
ここまで読んでいただけたのなら、だいたい想像つくのではないでしょうか。七英雄とオアイーブの望みは何なのか。

11.ヘクター再登場

なんか最後にでてきていましたね…。
ま、あの人この25年間フラフラ傭兵しながら世界回ってたんじゃないでしょうか。キャットちゃんを見つけていなかったようですし…。
前々からどこかのタイミングでヘクターは再登場させるつもりでいました。
1つの案は最終決戦に赴いている間、アバロンにモンスターが大挙してスネイルやジョン達が応戦しているところにキャットと共に参戦させようと考えていました。
ですが、よく考えてみれば追い込まれたのは七英雄の方ですし、本体を残している場所を手薄にしてまでモンスターをアバロンにけしかけるような下策を取るかと考えますと、ダンターグが突っ走りそうなので、やめました。
じゃあどこで出そうかって悩み続けて3PART分くらい消費し、PART13のおまけで出ていただきました。
生きることは死に行くこと。出会えば別れ、始まれば終わる。
彼自身の長年戦いの中で生きてきた経験が言わせた言葉かもしれません。
とても深みと説得力のある言葉です。(FF14からの引用ですが
それは体を移し替えて生き長らえている古代人たちへのアンチテーゼだったのではないでしょうか。
直後にオアイーブは別れること、死ぬことに対して敏感すぎたのでは?といっていました。
確かにその通りだとおもいます。
前にも書いたと思いますが、彼女たち古代人は死を異常なほどに恐れていたと思われます。
しかし、ヘクターはそれは生きるもの全てそうだろうと答えました。
死んだらどうなるのか、などという禅問答をするつもりもありませんし、死んだことないので私には分かりませんが、今現在の私自身は生きたいと願っております。死は恐ろしいです。
まあ、当たり前の話ですよね。
私は時々思うのです。ゲームやアニメや小説の世界ではたまに数千年生きる人間が登場したりします。今回で言えば古代人たちがそうですね。
その数千年の生の中でその人の記憶はいったいどうなってるんでしょうか?
全てを覚えているとは思えないのですよね。
ごく普通の我々ですら、つい昨日の事忘れたりだとか、数年前のことを覚えてなかったりだとかよくあるのに、この人たちはその数千年という時間の記憶をどうしているのでしょうか。
もし、すべての記憶を覚えているのであれば、我々の記憶は50GBのHDDだとすると、古代人たちの記憶は1TBのSSDとかそんな感じになっているのかもしれません。
その記憶が死ぬことで消えてなくなってしまう事を恐れているのではないでしょうか。
自分がやってきたこと、生きてきたこと。その足跡が消えてしまうこと。
それは、死んだ後に石碑や本として記録が残される、ということでは満足できなかった。
ひょっとしたらそういう書物とかなにか形に残す文化がなかったのかもしれません。(外道の書などの設定は私のオリジナルなのでここでは無視してください。)
その記憶を持ち続けて生きていたい。その思いが同化の法を産んだのではないでしょうか。
っと、ヘクターの話じゃなくなってますね。すいません。
ヘクターも退位から25年たって、いい年こいたオッサンになりました。
それでも彼は傭兵を続けています。
身体が動く限り、彼は続けるでしょう。なぜなら、彼の死に場所は戦場であると、すでに決めているからです。
老いて体も動かない箇所が徐々に出てきているでしょう。若い傭兵には陰口を叩かれたりするでしょう。でもそんなのは彼にとってお構いなしです。
ボロボロになっても戦場で戦う。それが彼の生きざまなのです。
そこに他人の意見など入る余地はありません。
そう、ちょうどカズさんのように。
その生きざまはヘクターが死んだ後も色褪せることなく、語り継がれていくことでしょう。
ヘクターは死んで記憶を遺したい。古代人は生きて記憶を失いたくない。
どちらの生き方に共感できますか?

12.特別エンディングとおまけ

今回は特別版のエンディングにしました。
だって主役どうみてもノエルだし…。
まあ、表現としては、七英雄とオアイーブを並べただけですけどね。
曲も、今までの『shadow of doubt』 から、悪魔城ドラキュラX~月下の夜想曲~から『夜曲』をお借りしました。
なんとなく、オアイーブが月を見上げながら七英雄をノエルを思っている感じが表現できていたらいいなーと思います。
最後のおまけは、実は本編作ってから思いついてしまったので、最後に入れました。
ヘクターがなぜ古代人の里にいたのか、と言いますと、彼は傭兵の仕事をしているときに、サグザー(ノエルと一緒にいた古代人)と知り合い、里の様子を見てきて欲しいと頼まれたので向かっていました。
なぜヘクターだったのか。サグザーは元皇帝であることを知っているので、伝承法を手放した人間に何かしら副作用が働いていないのかを見てもらうために里へ向かうように仕向けた、ということにしています。
伝承法を手放して生きている人間というのは、かなりのレアケースですので、研究材料として送り込んだ、というのが真相です。
研究材料…というか、どちらかというと副作用の心配でしょうね。
サグザーという人も七英雄には好意的な人物ではありますが、おそらく中立の立場でいるのではないでしょうか。
そのため、ヘクターの記憶や経験、体に何か変調を起こしていないか。と、心配しているのだとおもいます。
まぁ、25年間生きてますし、問題ないと思いますけどね。
多少年齢のことも気にして、彼を僻地で休養させてあげようという親切心もあったのかもしれません。

13.終わりに。

そんなわけで長丁場のレポートになってしまいました。
ここまで離脱せずに読んでいただけた皆様。
本当にありがとうございます。
そんなあなたには。『最終皇帝モニカ様マニア』の称号を与えます。
さて、いよいよ最終決戦へと向かうわけですが、ノエルが言った通りジャンヌの代わり、千手観音の極意、ウィンディCEOの扱い、モニカ様の力不足。
ここを解消するための修行回を入れることになると思います。
ちょっとたいくつな回になりそうな気がしていますので、倍速バンバン使って、さっさと終わらせたいと思います。
これといってもう大きな事件もありませんし。
七英雄とモニカ様率いるバレンヌ帝国の戦い。思って見ればこんなに長く続いているとは思いませんでした。
しかも、私はまだ動画シリーズ2作目だというのにこんなに続いちゃって色々と疲れはしますが、心地よい疲れを感じています。
それは、動画やこのnoteを楽しみにしていると言っていただけるからでございます。誠にありがとうございます。
どうか、モニカ様の戦いを最後まで見届けてあげてください。

それでは皆さん、Ate breve. Obrigado.

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