見出し画像

メンバーシップ型、ジョブ型、ハイブリッド型

雇用形態における、ジョブ型という言葉を最近よく真実耳にする。
先日、noteにNHKスペシャルでジョブ型特集も取り上げたばかり。

ジョブ型とは、もともと専門技能を持つが個人がその職能で採用され、その職能に対して企業から提示されるミッションに応え仕事をしていくスタイル。

これはアメリカ合衆国からの輸入で外資系などでは随分と前から日本でも普及している。
それが外資ならぬ純国産企業でも採用し始めた。
先日も挙げたKDDIや日立製作所など。

このジョブ型に対して日本の在来型の雇用形態をメンバーシップ型と呼ぶ。

メンバーシップ型は特別な技能、知識を持たない個人でも例えば大学卒業し、その大学で学んだ内容とは全く関係のない業種、職種に就くこともある、いや、その方がむしろ多いだろう。

メンバーシップでは入社した企業で研修を積み、育てられる側面がある。外国人労働者はこの仕組みが最初は馴染まず、採用に至らないことが多いという。

こういう書き方をするとアメリカ発のジョブ型が日本在来のメンバーシップ型より優れていてこれからどんどんジョブ型に移行し、そのうちメンバーシップ型は消滅するようなニュアンスを感じるできるあろう。

しかし専門家はメンバーシップ型にもその良さはあり、決して在来型のメンバーシップ型はなくならないと。

そして日本人は得意なんだが、海外から技術を輸入し、日本人に合うように加工して日本独自のスタイルを作り上げることが。

つまり、ジョブ型とメンバーシップ型の両方の良いところを取り入れる、いわばハイブリッド型といわれるスタイルである。

先の日立製作所で取り入れたジョブ型も正確にはハイブリッド型らしい。

私も良いとこ取りスタイルが好きであり、ハイブリッド型に大賛成。会社にも似たようなことを先日提案したばかりである。

自動車も9月末からハイブリッド車になり、ハイブリッドの良さは実感している。

ハイブリッドを中途半端という向きもないわけではないが、
境界線をぼやかし、ファジーを好む日本人にはハイブリッドはピッタリかと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?