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分けて繋ぐ

予備校で学んだことは今でも生きている。
「論理」を正確に説明できる人は少ないが某現代文講師は
「論」は「事象をつなぐこと」
「理はコトワリ、つまりものごとを分けること」
つまり「論理とは事象を分けて繋ぐこと」
「文章は作者の頭にある思考を分けて繋いでいった結果の産物。読者は作者が脳で行った過程を辿ることで作者の追体験をする。つまり、作者同様に現象を分けて繋ぐ作業をすることになる」
これを地道にやれば現代文は毎回100点が取れる。

この作業の過程は数学で公式を解くのと近い。数学は勿論、数字を用い論理を行う訓練。
現代文の問題、歴史の問題、化学の問題全て共通しているパズルだ。

これに醍醐味を見出だしたものがお勉強が楽しくなり趣味の領域で極められる。

もう一つ、小論文の講義で「多面性」というキーワードを学んだ。小論文は決して常識を否定し奇を倣う学問ではないが、あまりに陳腐な語り尽くされた論をしていると点数が低い。

たとえばコロナの報道に関して、テレビ、新聞に蔓延るような論をパクっても点には繋がらない。かといって荒唐無稽な奇抜な理論を述べても駄目。
高得点を取るコツは事象を多面的に捉えること。同じ事象を皆が眺めてる立ち位置から、少し離れたり、角度を変えて冷静に眺めてるみる。そこから見えた風景を素直に語れば良い。

私は家庭教師等でこの2点を十八番として語ってきた。

このコロナの混沌とした世の中こそ、天の邪鬼で荒唐無稽な理論ではない、示唆にとんだ意見を論理的(分けて繋いでいきたい。)

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