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アンニュイ

気だるい、物憂いなどを表すフランス語

何か、淑女が気だるげに、覇気がない様子であるが、不思議と絵になるというか、あまりネガティブな印象は薄い。

それはフランス風美女を連想させるから美しいのであって、

本来は気だるく、物憂い人の負のオーラは出来れば見るのも避けたいだろう。

とはいえ、コロナ禍で外に出ない分、陰湿な気は室内や人間の体内に停滞しそれは急には心身を蝕まないが徐々に心身を蝕む要因と成り得る。

飲み会で騒いで発散するなど、そういったことが出来ない。
外でアクティブにレジャーを楽しむことも制限される。
超過密なライブハウスでヘッドバンキングして汗を流す。これこそが感染の最も危険な行為であり、コロナにより規制されていることなどが外に悶々を発散出来る機会の大半である。

だからアンニュイになり、それと自殺の関係は何とも言えませんが多少なりとも相関関係はありましょう。

ただ、このアンニュイは皆上記のようなコロナのせいばかりにし勝ちであるが、コロナ以前にも普通に存在していた。

鬱病とは症状の一例であるがアンニュイはもっと根源的な真綿で首を絞められつづける怖さがある。

とにかく気だるいのである。
覇気がなくなり、億劫になる。
鬱病の症状との類似は多々あろう。

また、芥川が歯車や或阿呆の一生を執筆していた頃病んで
将来の漠然とした不安のため自ら命を断ったが、これは芸能人だけでなく今広く国民に広がりつつある芥川アンニュイ症例とも呼べる。

私はこのnoteの執筆により悶々も歓喜も吐き出しストレスやアンニュイの素を発散している。故にステイホームでもあまり、鬱々とした気だるく物憂い漠然とした不安は少なくとも顕在意識では感じない。しかし深層心理というか身体の奥底にはこれら執筆によるデトックスでも発散出来ないアンニュイの素は残存していることは知っている。

だから、心理カウンセラーは鬱々としないために適度な運動をオススメする。テニスやバドミントンなど最適な気もする。

それらの機会は確かにコロナの折りになかなか実行は難しい。

また、心理面でも執筆だけに依存することで依存症的な別の気だるさが発生していることも先に書いた。

ここまてセルフアナライシスすればかなり予防出来る気もするがそういった油断や慢心も危険。つねにだろう運転で慎重に行くべし。

また、アンニュイを毛嫌いするのではなく冒頭に述べたアンニュイのイメージのようにそれを肯定的に捉え、拒否するのでなくアンニュイと上手く付き合うことも肝要であろう。

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