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住めば都

人間は順応性のある動物です。
例えば、火星に移住してもそのうちその環境に慣れて、それがノーマルになります。

都会生活に慣れた人もひょんなことでポツンと一軒家みたいな環境に移り、それはもう不便でも直に順応してしまうものです。

もちろん、個体差、個人差として順応速度の多少の速い遅いはあれど、どのみち、時が立てば順応してしまうものです。

今年の流行語大賞はニューノーマルやwithコロナになるのではないかと思いますが、つまり、数ヶ月前のノーマルもいつしかニユーノーマルに上書き保存され、かつてのノーマルはそう言えば少し前はそうだったね。と回顧録になってしまう。
それだけ新しいもの、現在進行形のものに人間は順応してしまうのです。

私の必聴ラジオ3番組はこのnoteでも複数回挙げている通り、生島ヒロシおはよう一直線の月尾嘉男先生のコーナー(金曜日隔週)と草野マサムネのロック大陸漫遊記。それと武田鉄矢の今朝の三枚おろし。

今週の三枚おろしは『ラジオコロナワクチン』というテーマで主に免疫について武田がダニエルMデイビス著『美しき免疫の力』を元に語っています。

ダニエルデイビスさんは著書で「科学、医学は人間にとって善にもなるし悪にもなる」と語っています。この辺りはその書籍の帯に書評をコメントした竹内薫氏が科学の歴史で時代が変われば常識は180度変わることもと自らの著書で述べてました。たとえばロボトミー手術の具体例など、衝撃的でしたね。昔は精神疾患で暴れる患者の前頭葉を摘出し、大人しくなったため発明科学者はノーベル医学賞まで受賞。しかし前頭葉を取った患者は感情そのものがなくなるほどボンヤリしてしまう、副作用と呼ぶにはあまりに甚大な欠陥が指摘され、ノーベル賞受賞者は後年、悪魔の医者と石を投げられるようになる。大体そんなストーリーでしたか。

閑話休題、免疫について語るダニエルデイビスさんは他にも音が聞こえない人たちが必ずしも音のある世界に憧れているわけではない。とも述べています。

つまり、順応。住めば都の感覚が人間にはあるということ。

武田はその辺を座頭市にかけて、健常者ではないものの持つ特殊な才能をアフォーダンスに絡めて、秋口に三枚におろすと予告されていた。

それもまぁ、楽しみではある。

キーワード:withコロナ、ニューノーマル、赤信号みんなで渡れば、アフォーダンス、耳が聞こえない人の全てが音のある世界を望むわけではない。
科学、医学、善にも悪にもなる

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