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不思議の国のアリスのウサギ

プログレバンドYESのRound aboutを標高2000M付近の北八ヶ岳の森林で聴いた。  

やる気スイッチONとめんどくさい虫の行進の差異を思う。

気温の低い山を歩くなど「寒いの嫌で、疲れるの嫌な」人にとっては拷問に近い苦行だろう。 めんどくさいを越えて「もう、やめてぇ~」級の悲鳴となるはず。 しかし、そこに醍醐味、ワクワク感を感じている者( FOR EXAMPLE , FOR ME)は 「楽しくて、楽しくて仕方がない」と180°感覚が真逆。 感じ方次第、捉え方次第、前者は扁桃体で不快な感覚に支配されている。後者は側坐核中心に脳内にドーパミンが 行き渡ると興奮、陶酔、愉悦状態となるメカニズム。 

ドラゴン桜2で桜木先生が以下のように述べている。 「歯を磨かないと気持ちが悪くて寝られないだろ?それと同じだ。勉強しないと気持ちが悪いと感じるようになれ。 そうすれば勉強することは特別じゃなく日常の習慣になる。」←「努力とご褒美の習慣化」(習慣化するまでは苦痛だが 一度、習慣化すれば次第に楽になり、最後は特に苦しいと思わなくなる。)  これは勉強も、仕事も、筋トレも、スポーツも全て一緒。ともすると虎の穴での地獄のしごきですら同様かも。

 ときに仕事で、自分で納得していること、こだわりを持っていることはこのメカニズムで苦痛なく大変なことも出来るものだ。 反面、組織や、上の者から命令されて、自分は納得していないタスクは面倒で仕方なくなる。 自分で納得できることだけをやろうとするから残りの仕事が面倒で苦痛で重荷になる。 発想の転換であらゆるタスクは楽しいと思うようにマインドチェンジすれば、どんなに苦痛であった作業も快適に変換しうる。  ニンゲンしかそういうことは出来ない。

ライオンは狩りをするときターゲットのシマウマを選ばない。 しかし、物凄いすばしっこいシマウマがいて捕まえられなかったら、翌日にはそのシマウマを諦める。 ニンゲンだけが執念深くすばしっこいシマウマを追い続ける。そうすると最初は苦痛であったそのシマウマのハントが 次第に苦痛でなくなり、最終的にはゲーム「モンスターハンター」のような醍醐味まで感じる。 これが医学部目指して猛勉強したり、司法試験にむけて寝食を惜しみ勉強する人達のマインドもおなじ。 マラソンランナーが苦痛を乗り越えて快感を感じるランナーズハイ(βンドルフィン分泌)にも近い。

  素直な人は扁桃体が仕掛ける罠「めんどくさい爆弾」をもろに被弾してしまう。 マジメゆえに不真面目になるメカニズム。  軽い感じのひとはその罠を飄々とと躱す。「メンドクセー」と思ったら、3つ前のエッセイのように「RPGみたいで楽しいじゃん。」 とマインドチェンジできる。肩に力が入り過ぎていない。  それでもイライラ爆弾にはまる、典型的なシチュエーションは「時間がない」という焦り。

  先週の三枚おろしによると「太平洋戦争時も軍部は[バスに乗り遅れるな]という言い方をして要は諸外国に後れをとるな と国民を煽り国民の大半を金縛り状態にしてやった」 「不思議の国のアリスのウサギは【時間がない】【時間がない】と言ってアリスを焦らせる」 ニンゲンは焦ったとき正常な判断が出来なくなる。〇〇詐欺を行うひとも大体同じ手法を取るらしい。  この時間に追われる焦りと一方で飽食の時代には人々は「他者」に文句を言って、自分は何もしなくなり、 スキゾフレニアの一歩手前の状態になるという。

  解決策は「時間に余裕をもつこと」「そして食べすぎ(食事だけでなく、他の快楽も)を止めること」 この2つを心掛けて、歌を歌えばにんげんは「イリテーション」や「億劫感」の罠から逃れられる。     

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