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BSプレミアムシアター

BSプレミアムシアターでチャップリンの独裁者が2週前の水曜日に放映。
レコーダーに録画して先日観た。

ヒトラーそのものの独裁者ヒンケルにそっくりな理髪師が最後ヒンケルと入れ替り大演説をする。それが素晴らしい名スピーチである。

全て抜粋するのは余りにも長いのでスピーチの
冒頭部分と兵士諸君(ソルジャーズ)と語りかける調子が印象的なパラダイムのみ以下、引用

I'm sorry. I don't want to be an emperor. That's not my business. I don't want to rule or conquer anyone. I should like to help everyone if possible. Jew, Gentile, black men, white.

中略

Soldiers, don't give yourself to brutes ― men who despise you, enslave you, who regiment your lives, tell you what to do, what to think and what to feel, who drill you, diet you, treat you like cattle, use you as cannon fodder.

これ、同じ中学の人は記憶ある人が多いだろうが、中3とき英語の授業で、英語の先生が実際のチャップリンの肉声をカセットテープで流していた。(当時はCDが出始めでしたが、まだまだラジカセはカセットテープ主流の時代(1987年))。暗記もしていた記憶がある。

この名スピーチで映画が見事に締まっている。

そして今週の水曜日はもっと後期でチャップリンも老いを迎えた年代のライムライトが放映された。
これも同様に録画して本日試聴。
メインテーマミュージックが実に印象的。
これコンポーザーがチャップリン本人となっている。どれだけ彼は多才なのだろう。

そう言えば独裁者でも床屋が客の顔を剃り、髪を整えるときブラームスのハンガリー舞曲がラジオから流れていてそのメロディーに合わせて散髪をしている様は、チャップリンは音楽アーティストだと感じた次第である。

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