Answer To The Master

燃える闘魂復活
インペリテリ渾身の3rdフルレンス・アルバム、遂に完成!
このアルバムが彼らからの答えだ。
↑いわゆる帯フレーズだが、大袈裟な文句が多い中でも、燃える闘魂はまさにその通り。
闘魂というフレーズが昭和後期~平成初期感が凄まじいが、クリス=インペリテリが燃えているのは間違いない。彼らからの答え。確かに1996年という難しい時代での答えとしては素晴らしい出来ばえ。

楽曲の充実度が半端ない。
冒頭2曲のメロディーラインのキャッチーさは掴みとしては最高。
例えばARCH ENEMYのDOOMSDAY MACHINEの冒頭2曲(1曲目のENTER THE MACHINEはintroductionのインストだから除外しTAKING BACK MY SOULとNEMESISをさすのだが)、その2曲もその完成度たるや比類なき珠玉の逸品だ。
IMPELLITTERIの3rdalbumも冒頭からメロメロにしてくれる。

しかし冒頭の2~3曲に力が入り過ぎて中ダレして次第に失速するalbumも多い中でも、このAnswer To The Masterは高いクオリティ、テンションのまま最後まで進む。そして冒頭の2曲同様に最後の2曲も実にキャッチーでカッコいい。全体で9曲の短めなのも締まっていて飽きない。思いの外短いので直ぐに1曲目にリピートで戻り、何周も聴けちゃうのだが、何周聴いてもそうそう飽きないことが素晴らしい。
名盤である。

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