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とーいっく

今の外資に転職したのが2年くらい前
その前は日系企業でエンジニア

英語なんか使う必要なかろうと
全くモチベーション湧かず
中学の時からテストは悲惨
毎回補講やしリアルのび太くん状態
ほんまに1桁とか0点の時もあった

間違えた問題を10回清書させられるシステムも
僕の英語嫌いを加速
使いもしない知識に時間を割く苦痛
英語の知識を得るためじゃなくて
ただただ課題を終わらせるための手の動き
無駄な時間

結局ほどほどに勉強してほどほどの点数取れば
補講も行かずに済むし清書も楽になるのに
僕の人間性なんやろなあ
やりたくない事はやらない無駄な強い意志
納得すれば早いのにしないと1mmも動かない
不器用で損な性格

幸か不幸か
理系科目は軒並み好成績で
ストレートに進学卒業
就職も成功で英語いらずの半導体エンジニア
当時から半導体の波はぐいぐい来てて
入社したその日から実践の日々
働いて働いて働き倒して
英語なんか一切関わらず
専門知識と経験が蓄積されてった5年目

ふと、なんかあかんなって思う瞬間

僕は主に西日本エリアの担当で
色んなところに出張して転々としとった
半導体業界の国内の流れはもはや下火
海外の規模と比べると遅れた設備に少ない予算
未来は明るいとは思えへんようになった

そんな中突然舞い込む海外出張
中国での新規立ち上げプロジェクト
海外メンバー集まる多国籍技術集団に参加
そこで知る意思疎通の足枷

一緒に行った日本人はほとんど誰も英語出来ず
結局日本人同士集まって日本語で会話
かたや他の国のメンバーは色んな国籍間で
コミュニケーションコミュニケーション
英語が飛び交う飛び交う

多分それがきっかけで転職を本気で考えた
もし自分がこの先半導体を生業にするなら
多分避けては通れへん時代がくるんやろなって

焦りもあったけど意外とポジティブで
なんか楽しそうって感情
仲間に入れて欲しいなあみたいな

そっから仕事終わりに英語勉強
この時間はほんまに地獄
別に仕事終わりで疲れてる時にする勉強が
肉体的にしんどいわけじゃなくて
今まで散々勉強する機会があったのに
全部無駄にしてきたんやなって思い知る
精神的苦痛と後悔の時間がほんまにツラみ

中学校英語から始めて
わからない部分を聞ける相手もおらず
進むたびつまずいていちいち調べて
文法も単語も何回もページを行ったりきたり
非効率そのもの

せやけど学生の時のあの鬱屈とした
誰かにやらされてる時間じゃなくて
自分の意思でやってる感覚は楽しかった
不思議なんやけど
自分が自分を前に進めようとしてるんやなって
なんか他人事みたいに喜んどった

結局色々もがいてもがいて
その時に受けたTOEICが680点
正直外資系に入社出来るギリギリのライン

ただラッキーやったのは
その時未曾有の半導体バブルのおかげで
業界全体が深刻な人材不足
求人がそこかしこに溢れてた
しかもかなりええ条件でチャンス
優秀な転職エージェントに出会えたのもデカい

エージェントの交渉で英語能力に関しては
入社後のポテンシャル重視の形になったし
実務経験と年齢が大きなプラス評価に繋がった

僕の今いる会社がおかしいんかもしれへんけど
面接は大阪と横浜で6次まであって
仕事しながらの転職活動はハードやったけど
なんとか内定もらって入社
6次で落とされてたら中華街で死んでた

なんでこんな過去の話をつらつら書いてるんか
自分でも分からんのやけど
なんか今回のテストの結果が返ってきて
全然満足出来るものじゃないねんけど
それでも昔の自分が今の自分を見たら
多分やるやんって言うんちゃうかなって
なんとなくそう思った

今年の昇進はもう決まってるんやけど
TOEIC800点ははっきり言って下の下
僕の英語スキルの立ち位置はまだ変わってない
環境が変わっていってるのはええ事やけど
僕はこれからもその環境についていかなあかん
多分一生お勉強
英語だけじゃなくて専門知識も然り

あーあ
Mちゃうねんけどなあ
楽に稼ぎたくて理系選んだのに
お金が好きやと必然的にこうなるんやろな

誰に向けた記事でもないんやけど
ただちょっと書いてみたくなっただけ
みんなも前に進んでる事を願うで

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