マガジンのカバー画像

修身教授録1日1講

47
毎日1講読んで、簡潔なまとめと自分の思いをつづってます。3日坊主を克服して学びの習慣を付けるために。
運営しているクリエイター

2021年5月の記事一覧

修身教授録Ⅱ 第3講 人生二度なし

人間というものは、地位や学歴といった外面を突き破って、内に無限の世界を開いていってこそ真に優れた人と言える。
そこにこそ生命の無窮性があり、自分の心を鍛錬してそういう境地に至ることが修身である。
「人生二度なし」だけはただ一つの例外もない真理。
二度ない人生を真に意義深く送ろうと思えば、生活にも表れてくる。
そのためには、人生の全体像を見通しておかなければならない。
死してなおその精神が残ってこそ

もっとみる

修身教授録Ⅱ 第2講 立志

一年間の修身の講義は「立志」の一言に尽きる。
しかし真に志を立てることは決して容易ではない。
この二度ない人生をいかに生きるかを定め、その道に立ちはだかるあらゆる困難に打ち克つ大決心を立てる覚悟が必要。
真の志が立ったら、一挙手一投足に至るまで志が表れるはず。
私欲に基づくものでなければ、志は必ず実現する。
大きければ大きいほど時を要し、死後に実現するため、「不滅なる精神」「精神の不滅」と呼ばれる

もっとみる

修身教授録Ⅱ 第1講 挨拶

師範学校は三年生が一番重要で、またこの学年を受け持つことができてうれしく思う。
人生の真の出発は志を立てることにより始まる。
この出会いは因縁であり、生徒にとっても私にとってもこの1年を意義深いものにしなければならない。

--------------------------------------------------------------------------------------

もっとみる