修身教授録Ⅱ 第2講 立志

一年間の修身の講義は「立志」の一言に尽きる。
しかし真に志を立てることは決して容易ではない。
この二度ない人生をいかに生きるかを定め、その道に立ちはだかるあらゆる困難に打ち克つ大決心を立てる覚悟が必要。
真の志が立ったら、一挙手一投足に至るまで志が表れるはず。
私欲に基づくものでなければ、志は必ず実現する。
大きければ大きいほど時を要し、死後に実現するため、「不滅なる精神」「精神の不滅」と呼ばれる。

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私欲に基づかない真の志を立てている人は、ほとんどいないでしょう。
特に日本では「出る杭は打たれる」ので、立派なことをしても偽善と言われたり、ちょっと失敗しただけで貶めれらたり、志を立てても全うしにくい環境だと思います。
コロナ禍でそんな日本人の悪い一面が浮き彫りになりました。
しかし真の志があれば、そんな困難にも打ち克てるという教えです。

志というほど立派なものではありませんが、前講で述べた通り学び続け、次の世代に繋ぐということは、どんな困難に遭っても一生続けると決めています。
それを続けることによって、より志が大きくなっていくはずです。

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