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日本の色 2月(季節を味わう#0046)

「季節を味わう」では、毎月第3水曜日に季節を象徴する日本の色をピックアップ。
2月にもたくさんの色があります。その中から私の好みで選びました。


【紅梅色】

早春のシンボル梅の花。紅梅色は文字通り紅梅の色から名付けられた色で、少し紫がかった淡い紅色を指します。
現代では「お花見」と言えば「桜」を思い出しますが、かつて日本では春の花と言えば「梅」。香り高く春の訪れを告げる花として愛されてきました。
紅梅色は古い王朝の詩歌や『源氏物語』にも多く登場します。

【若草色】

若草色は文字通り、若草のような淡い緑色です。濁りの少ない、清々しい黄緑色です。
少しずつ暖かくなってくる頃、新しい季節に伸びていく若草の色は、希望に満ちた色と言ってもいいでしょう。

(2024年2月21日)


色見本については、「伝統色のいろは」様より引用させていただきました。



「季節を味わう」は大阪府箕面市のラジオ局 みのおエフエムの毎週水曜日午前11:30と午後8:40から放送しています。
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みのおエフエム

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