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【解説:引き寄せの仕組み②】対物の引き寄せの仕組み

人間が持つ願望は、いくつかの系統に分けることができる。
語り出すと長くなるので、今回は詳細は省く。
今回は「対物」、何かの「物」を手に入れたいという場合について書いていく。

ちなみに「物」にお金は入らないと私は考えている。
お金が欲しいという思いは多くの人が持っているが、欲しいのは紙や鋳物のそのものではなく、そこに付随する価値。
お金は、それ自体は価値をほとんど持たないが、人間が意味 (=エネルギー) を与えることによってその価値が高められている、少々特殊な「物」なのだ。
とは言え、全く切り離して考えることはできないので、経済的に豊かになるためのエッセンスも話していこうと思う。

物欲は悪くない!

あなたは、今何か欲しいものがあるだろうか。
答えは恐らくYESだろう。
今の時代、テレビ・パソコン・スマホなどを利用すれば、必然的に恐ろしい量の広告に晒される。
この状況で物欲を刺激されない方が無理だというものだ。

物欲は悪いものではない。
その対象が何であれ、欲しいという感情は自然なものである。

物欲が悪になるのは、欲に飲まれ、自他に危害を与える状況まで達した時。貯金を全部おろして遊興費に使うなんてもっての他だし、無茶なローン、カード破産するような買い物などもこれに当たる。

物欲とは節度を持って付き合わなければならない。
万が一、あなたが自立した人間として生活を続けられないレベルの消費をしてしまう状況に陥ったら、まずは心身を休めよう。
何かしらのストレスを消費で発散しているのかもしれないからだ。
私も嫌なことがあると、そこそこ値の張る物を買うことがある。
と言っても、1つ買って終わりだし、頻度も年に1〜2回。
この程度なら経済的なダメージもないし、問題のないレベルだと判断している。
自制できずに浪費してしまうなら、依存症になっている可能性がある。メンタルクリニック等を受診して、適切な援助を受けた方が良いだろう。

物やお金に対するイメージを変えよう

日本には「清貧」という言葉がある。また、近年ではミニマリズム (最小限主義)に基づいた生活をする「ミニマリスト」が流行った。
どちらも「物が少なく、管理された生活することを美徳とする」思想である。
そもそもミニマリズムはとある富裕層が生活をシンプルにするために編み出した生活習慣なのだが、日本ではそれが清貧思想と組み合わさり、貧しさから生まれる不満をごまかし、状況を正当化するための表現になってしまっているように思う。

私はミニマリストを称する方のブログ記事などはよく読んでいる方だと思うが、その中でも印象に残っているのが「何もない部屋」の話である。
住んでいる部屋には家具が1つもなく、カーテンすらつけていない。
あるのは一対の布団。パソコン。
もちろん壁には絵の一つもなく、味気なくてとても寒々しい。
「引越し時の手違いで荷物が到着していない部屋」と言われた方がよほどしっくりくるような状態だった。
住んでいるご本人は満足している様子だったが、私は「貧相で味気ない、冷たい部屋」という印象を持った。
あの方は今もその生活を続けているのだろうか。

掃除や物の管理の手間からは解放されるかもしれないが、居心地のいい部屋が生む心が満たされる感覚を得ることもない。
どちらを取るかは個人の自由だが、後者の方が人生の幸福度が上がるだろうと私は思っている。

お金や物は、私たちの生活を潤してくれるものだ。
にもかかわらず、「お金・物=汚らわしいもの」という考え方が蔓延し、思いの外心の奥まで刷り込まれている。
物もお金も、たくさん得ていいし、楽しんで使って良いのだ。
悪いイメージなどさっさと捨てるが吉。

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読んでいただいてありがとうございました! コーヒーのおごりはいつでも大歓迎です これからも引き寄せ難民にならないための記事を書いていきますので、引き続きご愛読の程よろしくお願いいたします!