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ガッチの論語の読み方 2

君子は本(もと)を務(つと)む、本立ちて道生(しょう)ず。(学而第一)

(訳)君子は本を務める。本が立てば道が生じる。

(解説)花や果実を育てたことのある人ならわかるだろうが、花や果実の成長過程において、木を茂らせるのに一番大切なのは”根”だ。常に根を培養して、無駄な枝葉は切り落とし、始末しなければならない(枝葉末節)。枝葉をほったからしにすると枝枯れを起こし、根が裾上がりし、成長が止まり、木が枯れてくる。そうならないようにするのが道である。

(根は土に隠れており普段は目には見えない。人間で言えばそれは”心”。どんなに美しい花も根がしっかりしていないとすぐに枯れてしまうように、人間も同じでどんなに美しく着飾っても心が培養されていないとすぐにダメになる。)

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