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あえて上場していないけど、儲かってる会社を徹底取材!①売上げ1兆8000億円!あの「缶つま」を作る会社②売上げ8000億円!ガソリンスタンド「宇佐美」の正体とは!?③売上げ3800億円!老舗お米カンパニー!お米から作るチーズって!?

今回のがっちりマンデー‼は…
「僕たち、上場してません!」

当番組では、これまで…
「株を上場する会社こそ、儲かってる会社」として、
毎年、取材してきましたが…
すみません!

ウワサによると、上場してないのに
儲かっている会社がある…
いや、むしろ、そっちのほうが儲かってるらしい!
にわかには信じがたい話…

ということで、慎重に調べを進めて、
ウワサの「上場してない」会社に行ってみると…

スタッフ:売上は?
「グループ全体で、3800億円」
「8000億程になります。」
「売上げは1兆8814億円です。」

とんでもない所に足を踏み入れてしまった!

謎の缶詰メーカーに…
よく見かけるガソリンスタンド!
そして、お米の会社!
どれもめちゃくちゃスゴいんです!

上場だけが、全てじゃない!
あなたの知らないビッグカンパニーが、続々登場します!

※以下、10月9日放送の書き起こしです。

売上げ1兆8000億円!あの「缶つま」を作る会社、国分グループとは!?

最初の、上場してないのに儲かってる会社は、東海道の出発点、日本橋のすぐそばにある…

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こちらの会社。大きな自社ビルの壁には…

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デカデカと「K&K」の文字。しかも、住所を見てみると…

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日本橋1丁目1番地1号!まさに、ザ・日本橋!中に入ると…ん?

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「国分グループ本社株式会社」
なんか、ちょっと変わった名前ですが。

お出迎え頂いたのは、執行役員の品田文隆さん。早速ですが、会社の売上げはどれくらいですか?

品田さん:売上げはグループ全体で1兆8814億円です!
スタッフ:1兆!?めちゃめちゃすごくないですか!
品田さん:ありがとうございます。

1兆8千億円超えですか!では、一体、国分グループさんは、どんなビジネスをやっているんですか?

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品田さん:メインは、食品の卸しになります。メーカー様や生産者から当社が食品を仕入れて、それを小売業外食産業のお取引先に販売しています。

その歴史は、実はめちゃくちゃ長く…

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江戸時代中期に、創業者・國分勘兵衛が、日本橋に大国屋の屋号で呉服問屋を構えたのがその始まり。明治時代になって、メインのビジネスを「食品卸事業」にシフト。

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現在は、12代目の國分勘兵衛さんを会長とする、まさに老舗中の老舗企業。ビルの壁にあった国分のロゴ「K&K」の文字は…

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代々受け継がれる、「國分」「勘兵衛」の頭文字なんです。
しかし、売上げ1兆8千億円超えを誇るわりに、正直、あんまり知らないし、見かけないなあと思った、そこのアナタ!街のお店を、よく見てみてください!

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大手スーパーマルエツに納品される箱を見てみると、「国分」の文字が。

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そして、ラーメン屋さんに納品された箱にも「国分」

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さらに、街中には、食品を運ぶため、「国分」のトラックが走ってるし、

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食品を大量にストックする、「国分」の倉庫は、あちらこちらに!でも、上場の方は?

スタッフ:上場の方は?
品田さん:してません!
スタッフ:なんで、していないんですか?
品田さん:経営のトップが長く任務につかれてますので。長期にわたる視点で経営方針を貫けると。

なるほど、この考え方が1兆8千億円の売上げにつながっているんですかね?

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さて、そんな「国分グループ」が、とにかく大量の食料を日本中のお店にすばやく納品できる秘密は、その物流センターに!

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こちらの物流センター、あの某大手コンビニチェーンの首都圏634店舗に食品を届ける、まさに、流通の心臓部。

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およそ8300坪の広さの敷地内に、びっしりと並ぶおよそ10万箱ものダンボールの中には…

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お馴染みのあるカップ麺から…

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ポテトチップス、お菓子に…

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ビールまで、ほんとに多種多様!

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商品は全部ここで、届ける店ごとに仕分けされるんです。

しかし、「国分クループ」の儲かりの柱は、この食品卸しだけじゃなかった!

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それを担当するのが、こちらのみなさん。あの〜もう1つの儲かりの柱って、なんですか?

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社員さん:これです。缶詰のおつまみ「缶つま」
スタッフ:缶つま?これ見たことありますね?

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「缶つま」とは、ちょっと高級志向を取り入れたお酒のおつまみ専用の缶詰。みなさん、見たことありますよね!

社員さん:「缶つま」は国分が開発した自社商品なんです。

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そう!「国分クループ」の儲かりのもう1つの柱は、卸しだけでなく自社商品の開発、販売。中でも、最近一番のヒットが商品が2010年から販売されている「缶つまシリーズ」

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「広島産のかきの燻製」や…

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「いわしのオイルサーディン」などが売れ筋。「缶つま」は、安くて、300円、メインは500円前後。

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高いもので1万5000円以上もするんですが…

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こちら「缶つま」開発者の織田啓介さんによると…

織田さん:発売以降でいくと、だいたい5200万缶売れています。

スゴい!しかし、このドル箱缶詰「缶つま」に至るまでが結構、大変だった!

織田さん:当時、缶詰ですね、我々の事業もなかなかうまくいってなくて。

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実は、元々、缶詰を開発、販売していた「国分グループ」。しかし、「缶つま」が出る2010年までは、売上げが、伸び悩んでいたんです。何とかしなきゃ!という時、商品開発担当さんが、本屋さんでふと手にした本が…

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こちらの「缶つま」という本。缶詰を使った、お酒のレシピが載った本だったんですが、これを読んだ開発担当さん!ビビビッときた!

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そっか!缶詰ってお酒のおつまみになるんだ!
だったらそれを商品にしちゃえ!ということで試しにやってみたら…

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これが、思いのほか売れたんです!

織田さん:この本がなければ、「缶つま」がないですね。

いやー大ヒット商品のアイデアは、意外な所にあるもんなんですね!

「国分グループ」は、食品卸と、自社商品を作って…がっちり!。

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:國分さんの名前は、引き継ぐということですよね?
花澤(國分グループ)さん:襲名になっております。
加藤さん:やっぱり「国分グループ」の中の経営哲学とか、脈々とあるということですか?
花澤(國分グループ)さん:ございます。あの帳目というものが、私たちの行動憲章になっておりまして。社員証の中に持っています。

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サーヤ(ラランド) さん:私たちは信用を第一に行動いたします。私たちは、たとえ利益を生むことであっても、見かけ商いをいたしません。

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サーヤ(ラランド) さん:最後のページに何か行動する時には、次のことを考えてみてください。自分自信で、本当に正しいと思いますか?家族や社会に胸を張って語れますか?って、迷ったらこれをもう1回見てくださいっていうのが書いてある。
加藤さん:すごいな!それだよ。それしかないよ!

売上げ8000億円!あなたも見たことあるはず!ガソリンスタンド「宇佐美」の正体とは!?

続いての、上場してないのに儲かってる会社は…
大きな道路を走っていると、ちょくちょくみかけるとある看板。

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でっかくタテ書きで「宇佐美」という看板のガソリンスタンド。

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ここにも「宇佐美」

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さらに、高速道路のサービスエリアにも「宇佐美」

確かに、みたことはあるけれど、そんなに儲かっているの?ということで、愛知県津島市にある本社へ。

お出迎え頂いたのは、宇佐美鉱油の高橋智幸さん。

早速なんですが…

スタッフ:売上げはどのくらいですか?
高橋さん:約8000億になります。

めちゃくちゃ儲かってます!では、確認ですが上場のほうは…?

高橋さん:私たち、してないんです。
スタッフ:何でしてないんですか?
高橋さん:必要性がなかったというのが、大きな理由になってます。
スタッフ:やっぱり、儲かってる?
高橋さん:そうですね。がっちり!までは行くかわかりませんが。

スゴい!そんな「宇佐美」さんですが、お店のほうは、どれくらいあるんですか?

高橋さん:全国で約500店舗運営しております。年間来店台数9000万台です。

では、何でそんなにお店を展開し、8000億円も儲かっているのでしょうか?それは…

高橋さん:お店に入ってる車を見ていただければわかると思います。

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ということで、お店の前で様子を見ていると…

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あっ!トラックが来ました。しかも、2台たて続けに!

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その後も、普通車ではなく、大型の車両が続々!

高橋さん:うちは大型トラック利用しやすいお店を展開しておりまして。

そう!「宇佐美」は、長距離移動をするトラックに注目した、大型車向けのガソリンスタンドなんです。

高橋さん:大型車用の軽油の販売量が全国規模で15%、実質シェア1位かなと思います。

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ところで、普通ガソリンスタンドさんって、大手のエネオスさんだったり、出光さんの看板が出てますけど、「宇佐美」は、なぜか…

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看板がエネオスの下に「宇佐美」だったり、出光の下に「宇佐美」さんだったりします。これは、なんでなんですか?

高橋さん:我々は、元売りから油を仕入れて販売をしている。他社は、元売りの子会社。

そう、ガソリンスタンドの会社は、石油の仕入れ元である「元売り」さんの子会社が多く、昔からの伝統で、その「元売り」の名前を看板に出しているんですが、「宇佐美」は、完全な独立系のガソリンスタンド。だから、いろんな看板があるし、「宇佐美」と、書いてるんですね!

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さて、そんな「宇佐美」は、昭和25年、創業者の宇佐美史郎さんが、これからは、トラック物流の時代がくるはず。と時代の先を読み、大型車専用のガソリンスタンドとして開業。

今では、普通乗用車も受け入れていますが、現在もメインのお客さんである大型トラックに喜んでもらえるよう、お店のあちこちにこだわりが!ドライバーさんに聞いてみると…

ドライバーさん:やっぱりこの屋根の高さは高いですね!背の高い荷物積んだときにね、入れないんですよ。場所によって。
スタッフ:なんかそんな地味なことも嬉しいですか?
ドライバーさん:全然、違いますよ。

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確かに、高い!街中のガソリンスタンドだと屋根が低くて入れない大型車も、こちらの「宇佐美」の、高さ5メートルの屋根なら、楽勝!

さらに!

ドライバーさん:燃料もダブルで入れるから、早いし!

大量の燃料を給油する大型車の場合、普通に入れたら10分くらいかかる!そこで「宇佐美」が取り入れたのが…

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給油ノズルの2本使い!確かにこれなら、給油時間が半分に!先を急ぐドライバーさんにとっては、ありがたいですよね!さらにさらに!…

ドライバーさん:気分ええな「宇佐美」。広いしな、寝るところもある。コンビニも横にある。

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実は、「宇佐美」では、多くのスタンドに、トラックドライバーさんが休憩できる駐車スペースを完備。

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他にも洗濯ができる「コインランドリー」や「コインシャワー」…

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「コンビニ」を併設しているお店も多く、燃料を入れるだけじゃなく長距離トラックのドライバーさんが、つい利用したくなる設備を完備しているんです。

ドライバーさん:ほんまに至れりつくせり。「宇佐美」ここオンリー。
ドライバーさん:やっぱ「宇佐美」だったら間違いないなってなんじゃない。

「宇佐美」は、大型向けサービスステーションで…がっちり。

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:長距離トラックの運転手のために、昭和25年から。その時に宇佐美さんが考えて、その先見の明、スゴいですね。
森永さん:もう一つはやっぱり独立型っていうのが スゴい強いんですよね。ほとんどのガソリンスタンドは、出光だったら出光の子会社になってるので、やっぱり自由度がないんですよ。だからそう簡単にコインランドリー作ったりですね、コンビニ作ったりってできないんですけども、「宇佐美」は、自由にやれるんですよね。
加藤さん:そういうことか。

売上げ3800億円!老舗お米カンパニー「神明HD」神明が手掛ける「お米から作るチーズ」とは!?

続いての、上場していないのに儲かってる会社は、神戸市にある…

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「神明ホールディングス」という会社。
これまた、あまり聞いたことない社名ですが…

お出迎え頂いたのは、「神明ホールディングス」社長の藤尾益雄さん。では、早速ですが社長、売上げはどれくらいですか?

藤尾社長:グループ全体で3800億円です。

めちゃくちゃスゴいじゃないですか!
では、こちらの神明さんは、どんなビジネスをやっているんですか?

藤尾社長:私たちは、米の卸売業をやっております。

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そう、神明のビジネスは、「米の卸売り」。あれ…そういうのって、いわゆる「農協」さんとかが、やるんじゃなかったでしたっけ?

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藤尾社長:生産者が作ったお米を農協に入れます、農協で集荷しお米が私たちの精米工場に入ってきまして、それをスーパーとか外食産業に卸します。スタッフ:どんなところと、取引されているんですか?
藤尾社長:イオングループさんの店舗で、当社のお米を販売しておりますし、外食産業で言うと、吉野家さんとか、コンビニエンスだとローソンさんとかです。
スタッフ:おにぎりとかですか?
藤尾社長:お弁当の原料としても、我々のお米を使っていただいています。

有名どころ、大きいところばっかり!それにしても、なんで日本中のスーパーや飲食店が、みんな、神明さんからお米を買うのでしょうか?

それは、神明が、とっても大変な「あること」をやってくれるから、だという。その「あること」を実際に、兵庫県西宮市にある…

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神明の工場で見せてもらうことに。工場長の豊島芳樹さんにお話を伺いしました。

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豊島さん:こちらがストックしてる玄米です。
スタッフ:めちゃくちゃありますね。
豊島さん:はい。400トンくらい保管してます、
スタッフ:スゴくいっぱいあるんですね。
豊島さん:いえいえい、こんなもんじゃないございません。あちら方にどうぞ!

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こちらの高さ27mの巨大タワーには…

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実に180tのお米が入るタンクが23基、合計4140tのお米がぎっしり詰まってる。これは、ざっと計算して、米俵にして、6万9000俵分なんですって。

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豊島さん:うちに来ているお米は、こういう玄米で来ているんです。これを硬い層だけを取って、精米します。

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そう!農協から仕入れるお米は、皮のついた玄米の状態。これを精米してからお店に売るんですが、この精米がスゴい手間や時間がかかる!というわけで、その部分を一手に引き受けてるのが神明さんなんです。

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豊島さん:こちらが精米機です。

こちらの工場では、1日200t近く玄米から白米に精米して行きます。もちろん、ただ精米すればいいって訳じゃない。細かい調整が必要で…

豊島さん:我々で1日30〜40通り調整の仕方変えてます。

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例えば、北海道や東北のお米は、玄米層が厚めで、九州のお米は、薄い、など産地によって違うので、もちろん削り方が変わる!

他にも、収穫年や品種などでもお米の状態が違うので、細かく精米方法を変えるんです!

と、ここで、藤尾社長に質問。

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お米と言えば、消費量は、年々下がる一方。失礼ながら、お米の卸しって今後、大変なんじゃないですか…

藤尾社長:大丈夫です、私たちは、米を中心にのさまざまビジネスを展開をしております。
スタッフ:お米の卸しだけじゃない?
藤尾社長:だけじゃないです。

実は藤尾社長、お米まわりの様々な新ビジネスに進出。

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お米を加工してパックごはんにしたり…

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外食産業にも参入。

そして、「神明ホールディングス」藤尾社長が、今、一番力を入れているのが…

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藤尾社長:チーズの代替食品です。
スタッフ:これ、米なんですか?
藤尾社長:お米で作ってます。乳製品は使用してません!世界初の技術ですので、我々としても一番力を入れております。

なんと、お米を使ったチーズ!
もち米の米粉から作った、その名も「SDCheeze」を今年9月から発売。でも、なんで、お米でチーズ…?商品責任者の鈴木章人さんによると…

鈴木さん:チーズは加熱すると伸びると、お米、特にもち米も伸びると、その物性に着目しまして。

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確かにもち米は、お餅でわかる通り、熱を加えるとネバネバします。

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これは、ある意味、とろけるチーズに近い!って、そりゃそうですけど、あの、チーズ独特の風味はどうするんですか?

鈴木さん:チーズも発酵食品。お米を発酵させた酒造りで出てくる…

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鈴木さん:酒粕を使ってまして、チーズと同じ発酵の風味を引き出すことができました!

確かにチーズは発酵食品!だったら、米を発酵させて日本酒を作るときにできる「酒粕」を使えば、香りを再現できるはず!…と、お米をしり尽くした神明さん、うまいこと考えましたね!

「神明ホールディングス」は、お米ビジネスで…がっちり!

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