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最新乗り物が続々登場!ヘリコプターに新時代到来!1人1万円から乗れる!徳島で日本初の乗り物が誕生!バスと列車のいいとこ取り「DMV」とは…?

今回のがっちりマンデーは…
「儲かる最新乗り物2021」

コロナ禍の今、乗り物業界も大ピンチ。
人の移動が減り、鉄道や飛行機はどこも空席が目立ってます…
しかし!

そんな2021年にも、
日本中のあちこちで新たなる「儲かり乗り物」が生まれている。

陸で!海で!空で!
今までの業界の常識を超えた、
最新のがっちり乗り物が、動き始めているんです!

今すぐ乗りたい!
そんな乗り物ビジネスの世界を徹底リサーチします!

※以下、9月12日放送の書き起こしです。

徳島で日本初の乗り物がついに誕生!バスと列車のいいとこ取り「DMV」って何?

やってきたのは徳島県海陽町…

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こちらの阿佐海岸鉄道という鉄道会社に新たな儲かる乗り物があるらしいのですが…

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待ち合わせ場所は、阿波海南文化村という多目的施設。周りには駅も列車も見当たらない。

スタッフ:はじめまして、がっちりマンデーです。
井原さん:阿佐海岸鉄道の井原です。よろしくお願いします。

井原さん、儲かる乗り物とは…?

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井原さん:乗り物はこちらなんですけど。
スタッフ:バスですね。

鉄道会社にもかかわらず、紹介されたのは「バス」?

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ボディには、阿佐海岸鉄道って書いてますが…これが儲かる乗り物?

井原さん:実際に乗っていただければ分かると思うので、どうぞ!ご案内いたします。

ということで、とりあえず乗車…

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井原さん:中も普通のマイクロバスですね。
スタッフ:そうですね。

そしてバスに揺られること約1km…

スタッフ:阿波海南駅?

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井原さん:はい、鉄道の駅に入ってきました。

到着したのはJRの阿波海南駅の駅前。するとここから、意外な展開が!

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あらら、バスが線路に入っていっちゃった!
と、ここからさらに…

スタッフ:うわ!なんか出てきた!

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なんと、バスの前側から鉄道の車輪がでてきた!
そして…

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バスが線路の上を走り出した!井原さん、これはどういうことですか?

井原さん:道路を走る時はバスで、線路は走る時は列車になる乗り物です。

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そう!実はこれ、道路を走る時はバス、そして線路を走る時は列車になる世界初の旅客車両!

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その名も「DMV(デュアル・モード・ビークル)」!現在は走行テスト中で、年内の営業開始を目指しています!

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この「DMV」が走る線路は、JR四国の終点から伸びる第三セクターの鉄道、阿佐海岸鉄道の阿佐東線。どんな感じのルートになっているかというと…

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始発地点は先ほど待ち合わせた「阿波海南文化村」

ここからバスで出発したら、1キロほど走って阿波海南駅へ。

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ここでバスから列車にチェンジ。もともとあったレールの上を、列車となったバスが走ります!

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途中、海部駅や…宍喰駅に停車。鉄道の終点となる甲浦駅にたどり着いたら…

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再びバスに戻るんです!

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そして終点となる道の駅・宍喰温泉へ。トータル約15キロ、所要時間はおよそ30分。

しかし、「DMV」はどうやって線路の上を走るのでしょうか?もう少し細かく見てみると…

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列車へのモードチェンジをすると、鉄道の車輪がレールに乗り、前輪が浮く。

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バスの後輪タイヤは、鉄道の車輪と一緒にレールに乗ったまま。レールを走る時は後方のタイヤが廻って、前に進むという仕組みなので…

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足元のアクセルとブレーキで操作、ハンドルだけは固定になります。

鉄道一筋20年の運転士、河内和彦さんは、「DMV」を運転することになって、バスの免許も取得したそう。

スタッフ:違和感はなかったですか?
河内さん:ハンドルがあるので、ついついハンドルを切ってしまいましたね、当初は。

しかし、なぜ「DMV」を導入しようと思ったのでしょうか。そこにはこんな問題が…

井原さん:人口減少が進んだ町なので住民の方の利用も減って、このままでは廃線の危機を迎えてしまう。

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四国の一番端にある赤字ローカル線阿佐東線。乗客は減る一方で廃線の危機に。このままではいけない!なんとか線路を生かした新しいビジネスはないものか。そこで考えたのがこの「DMV」。

この「DMV」、実はバスと鉄道のいいとこ取り、ともいえるメリットが。まず、バス的な良さは…

井原さん:車両が小さいですから、燃費も今までの列車と比べて、全然いいですし、検査とか、維持コストが削減できるというメリットがあります。

そもそも、この「DMV」のベースは自動車なので、列車に比べて、検査費用など、維持費がぐっと削減できるんです。

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そして何より、バスなので、始発地点も終着地点も、お客さんの多いところに、フレキシブルに置けます!
 
一方、鉄道的な良さは…
線路の上を走ってるときは、信号もない、渋滞もないので、スイスイ行ける!運転手さんもラク。

井原さん:DMVが珍しいのりものなので、DMV観光を目指してます。

日本初の乗り物になれば観光客も増えるかも…

そのために、まずは運行を開始して阿佐海岸鉄道をがっちり!
させましょう!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:画期的な発明ですね。
森永さん:これは、もともとJR北海道がやろうとして、開発してたんですよ。でも、雪がいっぱい降っちゃうと、なかなか運行できないっていうので。
加藤さん:残念だね。北海道なんか最高じゃない。
進藤さん:地元の足としても色々使えそうですよね。
加藤さん:確かに。家の前まで、あのバスが来てくれて、それで買い物に行ったりとか、すごい楽じゃない。
森永さん:これだと、廃線になっても使えるわけですから、これはもう救世主になって、あちらこちらに DMV が走り出すっていうのは十分あると思いますよ。

ヘリコプターで年商3億円を稼ぐ会社が登場!驚きの金額と安さの秘密とは!?

続いてやってきたのは東京渋谷区にある…

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「エアーエックス」という会社。

お出迎え頂いたのは、取締COOの多田大輝さん。

と、中へ入ると…

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あれ?

スタッフ:こちらは会社ですか?
多田さん:はい。
スタッフ:何もないんですけど大丈夫ですか…?

オフィスの方はかなり小さい…ところが多田さんの会社は、かなりビッグな乗り物ビジネスを始めてるんです!それは…

多田さん:空の便を運行しているヘリコプターです。
スタッフ:ヘリコプター!
多田さん:年間の売り上げが3億円になります。

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そう、こちらの会社、6年前からお客さんをヘリコプターに乗せるビジネスを始め、今年の年商が3億円!

何でそんなに儲かってるのでしょうか?多田さんいわく、これまでのヘリコプターとは、大きく違うところがあるという。

多田さん:一般の方は「富裕層の乗り物」って思ってしまうかもしれませんが、今では1人1万円で乗れるプランがあります。
スタッフ:1人1万円で乗れるんですか?
多田さん:はい!

普通、ヘリコプターに乗るとなると、だいたい、東京遊覧20分で1人2万5000円が相場なのが、なんと1万円!なんでそんなに安いのか。とりあえず乗れば分かる…ということで連れてかれたのは…

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千葉県の船橋にある、畑と雑草が生い茂っている場所。すると、

スタッフ:あ!

ディレクターの目に飛び込んできたのは…

スタッフ:ありました、ヘリ!

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空き地にポツンとある1台のヘリコプター!

多田さん:ここが私たちのヘリポートになります。
スタッフ:このくらいの広さで、ヘリポートとして使えるんですか?
多田さん:はい。

そう、ヘリコプターはここから出発!ここからどこに行けるか、というと…

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スカイツリーをぐるっとまわってくる。18分の遊覧飛行は1台約4万5000円。3人で行けば1人1万5000円で乗れちゃう!

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そして箱根への移動は1人4万円。たった35分で、温泉地のど真ん中に到着。

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さらに最近の人気は三重県の伊勢志摩へのヘリ旅。鉄道だと4時間かかるところが、ヘリなら2時間。3人で行けば1人16万円、と、貸し切りのヘリコプターとは思えない安さ。多田さんいわく、この安さの秘密は大きく2つ。そのうちの1つは、実はこの、船橋のヘリポートにあるという。

多田さん:東京には都が管理するヘリポートがあるんですが、そこは4時半までしか運営してないんです。他にもあるんですけど、利用料金が高いので、であれば自分たちでヘリポートを作った方がいいということで、ヘリポートを作りました。

そう、ヘリポートに高い料金を払うなら、自分たちで作っちゃえばいい!

というわけで作ったのが、この「船橋ヘリポート」というわけ。意外と簡単に作れるそうですよ。でもそうなると、行き先の着陸はどうするの、と思っちゃいますが、実は全国には安く使えるヘリポートがたくさん!その数、約1000カ所!

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箱根だけでも3カ所のヘリポートがあるんですが、あんまり使われていなかった!多田さんたちは、全国各地のヘリポートの持ち主を調べ、開拓することで、あちこちにヘリで移動するインフラを整えたんです。

なので、行先にヘリポートさえあれば、ヘリコプターを使って安く移動することができるんです!ということで、せっかくなので実際に乗せていただくことに…

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いざ出発!

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スタッフ:うわ、スゴい!前にスカイツリーが見えてる。
多田さん:すぐに東京が見えてきます。

さて、多田さんによると、ヘリポートとは別にもうひとつ、お値段を安くできる理由があるらしい。それは、昨今のヘリコプター事情。

多田さん:ヘリコプターの運行会社というのは、昔は、農薬散布とか空撮とか、そういったところが最近ではドローンとか技術革新が進んできてるのでヘリコプターを使われていない時間が増えてきているんです。

そう!実はヘリコプターが意外と空いてきてる!

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これまで多かった、空撮や農薬散布などのお仕事が、最近普及してきたドローンに取って代わられることが増えてきたんです。

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すると、日本中のヘリに…

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ちょっとずつ空きが。そこに目をつけた「エアーエックス」。使ってないなら、その時間をうまくまとめてビジネスにすればいい。

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そこで「エアーエックス」は、観光や移動のプランを作り、予約が入ったら、その時間空いているヘリコプター会社にお仕事を依頼するという形。
  
ヘリ会社も、どうせ休んでるヘリなら、なるべく稼いだほうがいい。ということで、ちょっとお安めの値段で使える、ということなんです。

さて船橋を出発して10分、ヘリはスカイツリーに最接近。

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スタッフ:うわ!スゴい!スカイツリーを旋回している感じがスゴい。

まさに、日本のヘリコプター業界を変えるかもしれない「エアーエックス」これはまだまだ儲かりそうですね!

エアーエックスはヘリコプターでがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:ヘリポートっていうと、みんな高いと思ってるんですけれど、申請費3万円で作れちゃうんです。
加藤さん:そうなんですか?
森永さん:その発想がなかったわけですよね。
加藤さん:価格はどのぐらいまで設定しようと考えてますか?
多田さん:今のタクシーとか、ハイヤーとか、それぐらいの価格にして、ちょっとヘリ行こうかなっていう風になって行きたいなと思ってます。
加藤さん:そのくらいまで!
多田さん:将来的に、物や人を運ぶっていうような、大きめのドローンみたいなのがあるんじゃないかなと思ってまして。
加藤さん:何年後くらいにできそうですか?
多田さん:本格的には、2027年から2030年の間ぐらいから、一般のお客様が乗れるものも運行する可能性があると言われてます。
加藤さん:6年後?
多田さん:そうですね。
加藤さん:すごい時代になるね。楽しみだね。

広島と愛媛を結ぶフェリーがスゴい!豪華客船に乗っているかのような快適客室を大公開!

続いてやってきたのは広島にある…

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「瀬戸内海汽船」という会社

お出迎えいただいたのは、瀬戸内海汽船の航路事業部の川渕紀和さん。こちらに、儲かってる船があると聞いたんですが…

川渕さん:はい、瀬戸内海汽船のフェリーです。お客様も数も徐々に10%くらいずつ伸びていってます。

なんと、業界全体は右肩下がりなはずの船業界で、前の年より1割お客さんが増えてるフェリーがあるらしい!

一体、どんなフェリーなのでしょうか?まもなく広島港に入港する、とのことで、見に行ってみると…

スタッフ:どちらの船ですか?
川渕さん:ちょうど今入ってきました。

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紺と白の、なんだかちょっとかっこいい船!瀬戸内海汽船の儲かり船「シーパセオ」

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広島市の広島港と愛媛県松山市の松山港を2時間40分で結ぶ、カーフェリーなんです!

なんだか、いままでのフェリーのイメージとはガラッと違う「シーパセオ」、実は船内にも、いろんな工夫があるらしい。ということで乗船し…出発!その船の中は…

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川渕さん:こちらがメインの客室になっております。
スタッフ:キレイだし座りやすそう。

そう!これまで運行していた瀬戸内汽船のフェリーは…

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窮屈そうな椅子に殺風景なカーペットフロア…と、ちょっと地味な、典型的なフェリーの客室。しかし、2019年に完成した新フェリー「シーパセオ」は、かなり違う!

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普通の客席もふかふかリクライニングで、席数は400から300に減らし、1席が広々!

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窓際は、前の席を低くしてあるので…

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どこの席からでもキレイな景色を楽しめます。

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さらに、お子さん連れにはうれしい、靴を脱いで上がれる小上がりスペースまで。

川渕さん:いかに快適に過ごしてもらえるかというのをコンセプトに作っております。

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なかでも一番人気なのが、「お座敷」と「椅子席」を掛け合わせた、その名も「お座席エリア」!

川渕さん:日本の方は、靴を脱いでリラックスしたいという方が多いので、靴を脱いで椅子に座ってもらうというをコンセプトにして、ゆったりと景色が見られます。
スタッフ:比較的すぐ埋まっちゃう?
川渕さん:そうなんです。

確かに乗船が始まると、このお座席エリアを目指すお客さんが。

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指定席じゃないので早いもの勝ちってことで、たった数分であっという間に満席に!

お客さん:席が快適なので乗ってて疲れないのがいい。
お客さん:「シーパセオ」が走ってる時間を調べて乗ってる。

と、大満足。こうして、2019年8月の就航以来、「シーパセオ」は順調に客数を伸ばし、今や誰もが乗りたいフェリーというわけなんです。

しかしなぜ、瀬戸内海汽船は、ここまで大きなフェリーのイメチェンに踏み切ったのでしょうか?実は、そのきっかけは、あるライバルの登場でした。

川渕さん:尾道から今治の「しまなみ海道」というのがあります。そこから、一気にお客さんが減少していったというのがありまして…

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そう、広島と愛媛を結ぶ橋、しまなみ海道の開通。

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マイカーでいつでもいける手軽さと便利さがうけ、これまでフェリーを使っていたお客さんも、徐々に「しまなみ海道」を使うようになり…

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年間100万人だった利用客が、開通後10年で60万人にまで減少!

これはやばい、と運賃の値下げに踏み切ったものの、お客さんは戻ってこなかった。そこで川渕さんたちは、お客さんたちに「フェリーの何がダメなのか?」を徹底的に取材。すると、聞こえてきたのは、値段や速さ、ではなく…

「この椅子だと硬くて疲れちゃう」
「カーペットに男性がいると座りづらいし休めない」

と、居心地、快適さについての不満でした。
だったらそこを直そう!というわけで、これまでにない、快適なフェリー「シーパセオが誕生」したというわけ。

そんなシーパセオ、実は1番の「居心地」へのこだわりは、
階段を登った、甲板デッキにあるという。

スタッフ:うわ!すごいな!

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このシャイン・デッキ!

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床面には人工芝が敷いてあり…

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ベンチがあるので日差しが強くても安心と、まさに公園のような屋上デッキを作ったんです。

川渕さん:ここが船のコンセプトの「パーク・オン・ザ・瀬戸内海」       「公園」というテーマで作ってまして、「瀬戸内海の景色をゆったりと楽しんでもらえると思います。

そんなフェリーとして生まれ変わった「シーパセオ」
今後もますます、お客さんが増えそうですね!

瀬戸内海汽船はシーパセオでがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:安くすればいい!というもんじゃないんですね。
森永さん:実は、車だと広島~松山間が3時間かかるんですけども、フェリーで行くと2時間40分。やっぱり車で走ってると、ゆっくりこんなことはできないわけですよ。コンセプトが「公園」だから、本当にゆったりできるわけですよね。
加藤さん:そこをみんな求めてたって事だね。


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