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ピカピカ!儲かる「スゴ洗いビジネス」①夜中に路肩をゆっくり走っている「路面清掃車」のゴミを集める秘訣は…ブラシの角度!?②ガラスを傷つけずピカピカに!ヒミツは…独自のスポンジと落とし液!?③洗濯物を預けると洗っておいてくれる「店員」のいるコインランドリー!

今回のがっちりマンデー!!は…
儲かる「スゴ洗いビジネス」!

みなさん!洗ってますか〜?
身の回りのものをキレイにしたい!
大事なものをピカピカにしたい!
とにかく洗いたいのは人間の本能!

というわけで今回は、
路肩を!
ガラスも!
洗濯機だって!
常識を超えるすごい洗い方で、
がっちり儲かってる「スゴ洗いビジネス」を大公開!

「CHANEL、GUCCI、MIUMIU、PRADAのご依頼もあります」

誰もが諦めていたアノ汚れがピッカピカに!

スゴ洗いの達人が開発した驚きのスポンジとは!?

北海道に現れた謎のコインランドリー店。
大量の洗濯物を持ったお客さんが、洗濯機をスルーして向かう先とは?

夜中にこつ然と現れる、黄色い道路のスゴ洗いカー。

どうやって洗うか、知ってます?

というわけで、
儲かる「スゴ洗いビジネス」!
これまでの常識を洗い流しちゃいます!

※以下、2月26日放送の書き起こしです。

夜中に路肩をゆっくり走っている「路面清掃車」のゴミを集める秘訣は…ブラシの角度にあった!?

まずスタッフが向かったのは愛知県清須市にある…

「豊和工業」という会社。砂岡展行さんに話を伺いました。

スタッフ:スゴ洗いでがっちり!と聞いたんですけど?
砂岡さん:はい!がっちりピカピカにしてます!大体、夜中にシャカシャカ、シャカシャカとやっております。

夜中にシャカシャカ!?

一体、何を洗っているのでしょうか?すると…

砂岡さん:来ました!アレです!
スタッフ:あれ、何ですか?

砂岡さん:路面清掃車です!

そう!「豊和工業」のスゴ洗いマシンは、これ!

夜中になると道路をゆっくり、「清掃中」と出しながら走ってる黄色いクルマ、見たことありません?

これを作ってる会社なんです!

スタッフ:「路面清掃車」の国内シェアは?
砂岡さん:およそ85%です!

年間100台もの路面清掃車を生産している国内トップメーカーの「豊和工業」。

気になるお値段は…?

砂岡さん:路面清掃車1台、大体2000万円から3500万円ほどです。
スタッフ:高級車並み!
砂岡さん:はい!

路面清掃車は、 車体の側面についているブラシが回転することで、道路をキレイにしています。

でも、ゴミをブラシで飛ばすだけでは、キレイにならないのでは?と、思ったそこのあなた!実はそこにこそ、スゴ洗いのヒミツがあるんです!

砂岡さん:側ブラシと言いまして、これで路肩のゴミを掃き寄せる。

砂岡さん:最終的に、清掃車の後方にある主ブラシで掃き上げる!で、ゴミ箱に入れる。

なんと側面に付いた2つのブラシで、ゴミを内側に掃いているんです!

それから後方にある筒状のブラシで、ゴミを掃き上げていくというのですが…

スタッフ:うお〜!開いた!開いた!でっか〜!

今回、特別に中の構造を見せてもらえることに!

砂岡さん:主ブラシが回ってゴミを掃き上げます。

砂岡さん:掃き上げたゴミをコンベアで運ぶ。最終的にホッパ(ゴミ箱)に積んでいく!

スタッフ:これがゴミ箱?
砂岡さん:そうです!

メインブラシで掃き上げたゴミを…

コンベアがキャッチして…

ゴミ箱へポイ!と、見事な連携プレーでゴミをしっかり回収してるんです!では、その実力はいかほどなのでしょうか?

まずは、走行中に飛んでくると大変危険な小石から。

さあ、どうなるのでしょうか!?スタート!

幅寄せさせて、側面のブラシを路肩にぴったりとつけて、黄色い小石にロックオン!ん〜!どうなった?

別のカメラでもう一度見てみると…

おお!小石が内側に入っていく、入っていく!

ゴミ箱を開けてみると…

スタッフ:おお!いっぱい!

キャッチ成功!

では、なんでブラシの回転でゴミが外に弾かれず、ちゃんと内側に入っていくのでしょうか?

砂岡さんいわく、ヒミツはブラシの角度に!

スタッフ:若干、傾いてますね?
砂岡さん:そうですね。ベタッとブラシを地面につけてしまうと、1回掃けたものが外に出てしまう。ちょっと傾斜をつけて、内へ内へ入れやすいようにしています。大体、前の角度が3度、横の角度が3度というのが、理想的な角度。

そう、ブラシを車の進行方向側にちょこっと3度傾けることで…

ブラシの前側で内側にかきこみ、後ろ側は浮いてゴミを外に出さない!
これは、1度でも角度が高いとうまく内側に入らず、逆に低いと後ろ側で弾き出しちゃうんだとか!絶妙!

そして、この大事な角度「3度」を作り上げているのが…

熟練の技!

勝川さん:41年です!
スタッフ:路面清掃車つくって41年!?
勝川さん:そうです!がっちり!

路面清掃車作りにこの人あり!熟練工の勝川さん!

では、どうやって角度をつけているかというと…

勝川さん:普通のスパナですよ!ただこれでこうやって、ここのナットを締めたり緩めたりして角度を変える。カンです!1回ナットをまわしたら、角度がどれぐらいつくかとか。
スタッフ:手の感覚でわかる?
勝川さん:はい!

年間100台ほどしか製造しないため、路面清掃車はほぼ手作り!こうした熟練工たちの確かな腕で、作られているんですね!

「豊和工業」は、路面清掃車の生産ナンバーワンで…がっちり!

ガラスを傷つけずピカピカにできるプロの技術は…独自のスポンジと落とし液がスゴかった!

続いてやってきたのは、東京・墨田区にある…

「リバイブアンドデザイン」という会社。

スタッフ:スゴ洗いでがっちり?
平井社長:はい!がっちり!

自信満々の平井宏治社長。

スタッフわずか5名と、かなりこじんまりしてますが…

平井社長:年間売上げは8000万円です。
スタッフ:8000万円!

一体何を洗って、がっちり!なのでしょうか?

現在、作業中の現場があるということで、向かったのは栃木県内にある…

こちらの建物…。

作業用の服に着替えた平井社長の後をついて行くと、

スタッフ:社長、ここは?

平井社長:ここは水族館です!
スタッフ:水族館!?こちらで何をキレイにする?
平井社長:ガラスやアクリルをキレイにする会社です!

そう!ガラスやアクリル板についた汚れをキレイにしちゃう、ガラス清掃専門の会社!そして、今回、ピカピカにするガラスが…

平井社長:こちらのカピバラのお家のとこですね!
スタッフ:あの奥の?
平井社長:はい!壁のように見えるんですけど、実はガラスなんです。水アカがかなり付着してしまって、お掃除やっても落ちない状態です。

試しにスタッフが洗剤を使って、ゴシゴシゴシゴシ洗ってみると…

水アカが取れてるように見えるけど…

乾くと、あら…元の木阿弥。この「水アカ」の汚れ…

水の中に含まれているカルシウムやカリウムなどがガチッとくっついたもの。これは、硬くてとにかく落ちにくい!しかし平井社長、これをキレイに落としちゃうのだという!

果たして、カピバラくん家の窓ガラスはピカピカになるのでしょうか!?

今回は、岩より上の部分を清掃。

まずはワイパーで、ガラスの表面に付いたゴミやホコリを取っていきます。そして…

平井社長:ガラス専用のバフを使って磨く。

平井社長が独自に開発したスポンジと水アカの落とし液。

専用の磨きマシンで、仕上げに取りかかりました!すると、驚きの光景が!

スタッフ:え〜!ウソ!?

なんと!瞬く間にガラスがピッカピカに!

そして清掃開始から1時間…

平井社長:終わりました!完成!じゃあ、こちらへ!

真っ白だったガラスは、一体どこまでクリアになったのでしょうか…

スタッフ:おおおお!
平井社長:テープから上の方ですね
スタッフ:全然、上と下で違う!

ガラス全体にびっしりこびりついていた水アカが…

キレイさっぱり新品と同じくらい透明に!しかも、あんなにこすったのに、傷ひとつない!このガラスピカピカ技術、平井社長にしかできないスゴ技ということで世界中からオファーが殺到!例えば…

平井社長:ブランドショップさんのお仕事とか。CHANEL、GUCCI、MIUMIU、PRADAのご依頼もあります!あとホテルもですね、ハイアットリージェンシー、リッツカールトンとか。

確かに、ブランドショップや高級ホテルは、大きなガラス張りのところが多い!それは、喜ばれますよね!

でも、何でこんなに「水アカ」がキレイに取れるのでしょうか?そのヒミツは…

この「スポンジ」と「水アカの落とし液」!

平井社長:このバフにある金属が入っているんですけど、この金属が入ってることでガラスと同じ硬度でできています。
スタッフ:硬度?
平井社長:硬さですね。

企業秘密で詳しいことは言えませんが、ナイロン製のスポンジの表面にキラキラ光っているのが、ある金属。その硬さがポイント。

ちなみに、水アカの硬さはどれぐらいかというと…

平井社長:水アカは、ガラスの硬さよりも柔らかいです。なので、ガラスの硬さよりもバフは硬さが若干落ちる。水アカの硬さは、さらにバフの下にいるということで、ガラスに傷は付かないで汚れだけ落とす。

今から10年以上前に平井社長がひらめいたのが、ガラスよりも柔らかくて水アカよりも硬いものを見つければ、ガラスを傷つけずに水アカだけを落とせるはず!

それから試行錯誤を繰り返すこと3年…ようやく平井社長が求めていた「金属」を発見!バフに付けて使ってみたら、見事水アカだけ取れたというわけなんです。

平井社長:執念です!

現在、年間250件ものガラスをピッカピカに磨き上げている「リバイブアンドデザイン」。

ということは…がっちり!ということですよね!

▼スタジオでお話を伺いました。

進藤さん:スポンジをお借りしてきましたので、実際に試してみたいと思います。

加藤さん:この技術、できるところは他にないんですよね?
平井社長:そうですね。今回は20年前の温泉にあったガラスを用意しました。
加藤さん:20年前の温泉のガラス?じゃあ、水アカが相当しつこいやつですね。

加藤さん:スゴい!キレイ!
ヒロミさん:スゴい!全然違う!

加藤さん:もともとは、この左側の状態だからね。
ヒロミさん:これをもっと時間かけてやったら、もっとキレイになるんですもんね。
平井社長:はい!

洗濯物を預けると洗っておいてくれる、なぜか「店員」のいるコインランドリーとは!?

続いてやってきたのは、北海道札幌市。
お出迎え頂いたのは、竹内康社長。

竹内社長が始めたスゴ洗いビジネスが、こちらのお店…一体、どんなスゴ洗いなのでしょうか?

スタッフ:社長!スゴ洗いというのは?

竹内社長:こちらがコインランドリーです!
スタッフ:え、待合室ここだけ?カフェとか全くない?
竹内社長:全くないですね

ぶっちゃけ儲かってそうには見えませんが…?

スタッフ:年間売上げ、どれぐらいなんですか?
竹内社長:大体5000万円!

なんと、この1店舗のみで年間売上げ5000万円!

一体、どんなヒミツが…?

と、お客さんが洗濯物を持って入店。

あれ?コインランドリーには目もくれず奥へ…

続いて、やってきたお客さんも奥へ一目散…

さらに大量の洗濯物を抱えたお客さんも奥へ…後をついていくと…

スタッフ:「お預かり」って書いてある!

ん!?お預かりとは、どういうこと!?

スタッフ:コインランドリーで洗わないんですか?
お客さん:いつもここで預けたらやっといてくれる。
お客さん:渡すだけでいいので、コインランドリーだったら、もうそろそろ取りに行かないと出されちゃうな〜とかあるけど。
お客さん:出来上がったらすぐ連絡くれるので、その間の時間が使える。

そう、竹内社長が始めた「スゴ洗いビジネス」は、コインランドリーで洗濯しにきたお客さんの洗濯物を、お店のスタッフが、預かって洗っておいてくれるというもの!

でもこれって、コインランドリーを使うより料金がお高いのでは…

お客さん:コインランドリーの料金で、やってくれてると思うので…
店員さん:はい、代行料金は頂いてないので、スタッフがお金を入れた分をお客さんからいただくという流れになってます!

なんと、料金はコインランドリー代と乾燥代だけという、お客さんにとってはいいことしかない「スゴ洗いビジネス」。
とはいえ、お店はスタッフの人件費が余計にかかって、儲からないのでは?

竹内社長:稼働率が上がるんですよね!洗濯機に入れっぱなしで出さない方とかいらっしゃいますが、このスタイルだとお客さんたくさんいらっしゃるので。普通のお店から比べると、5倍から10倍くらい来ます。

お店には乾燥機を含めてたったの8台。これじゃ足りない気もするけど…

と、洗濯物をもってどこかへ…向かった先は?

スタッフ:え〜!?これ、コインランドリー?

お店の裏では、たくさんの洗濯機がフル回転してます!

実はこちらの会社、コインランドリーの営業をしながら、お店のウラではホテルや飲食店などのシーツやタオルを洗う、業務用のクリーニング店もやっています!だから、効率よく回せるんです!

そしてお店のスタッフにも、スゴ洗いのヒミツが!

竹内社長:クリーニング師っていう資格を持っています。
スタッフ:みなさん洗いのプロ?
竹内社長:そうです、水洗いもドライクリーニングもシミ抜きもやってます。

プロがいるから、洗うのが早いだけじゃなくうまい!例えば…

客スタッフ:乾燥時間、調整してもらえるんですよ!

コインランドリーで厄介なのが乾燥機。乾燥時間の目安はあるものの、乾ききってないこと多いですよね!で、余計にお金を使っちゃう!なんてことも…

そんな面倒な乾燥も、プロがいるから、途中で布団を出して裏返したりして、全体がバランスよく乾くようにしてくれるんです!その上…

竹内社長:これを使うんです!
スタッフ:テニスボール?

竹内社長:テニスボールを使うとたたいてくれて、羽毛のダマをバラバラにしてくれる。そうするとしっかり乾燥するしふっくらするし、ダニやホコリを取ってくれるんです。

お客さんが乾燥機を使うと、このぐらいの膨らみで持って帰ってしまうそうなんですが…洗いのプロにかかると…

こんなにふっくら!全然違う!

そりゃみんなこぞって、洗濯物持ってくるわけです!

「ジャバリン」は、コインランドリーの常識を変えて…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:これ、めちゃめちゃよくないですか?
ヒロミさん:これはいい!何分に出来上がるからとかって行くと、まだ回ってたりとか、もう出されてたりとか。気になってしょうがないじゃん。
加藤さん:お客さんにしてみても、お金、最小限で済みますしね。
森永さん:しかもプロですから。あんな綺麗に仕上がるので、もう絶対的な自信があるんですよ。だからお店出す時に、わざとコインランドリー激戦地に出すんです。コインランドリーのことが分かってる人が、やっぱり来るんですよ。
加藤さん:こういう新たなビジネスがまだあるとは思わなかったですね。

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