2月19日は「あさま山荘事件」の日

1972年のこの日に起きた「あさま山荘事件」。粛清による12名の死者を出した「山岳ベース事件」の残党が逃走の末、辿り着いたのが浅間山荘。人質を取り声明や要求なしで立て篭もり、2月28日の機動隊による突撃で終焉を迎えた。鉄球作戦の失敗や警察指揮官の殉職など、ずさんな点も多く見られた機動隊だが、これら一連の制圧により連合赤軍は急激に衰退した。

事件そのものに興味を持つ以前は、僕にとって「あさま山荘事件」は「カップヌードル事変」だった。

マイナス15度にもなる冬の軽井沢では弁当も凍りつくほどの極寒。長期戦ともなると前線の隊員たちは疲弊していた。 そこで、当時発売されたばかりの日清カップヌードルを支給。その手軽さと温かさは士気向上に役立ったという。しかも、隊員たちがウマそうに頬張る姿がテレビ中継されたことで、カップヌードルの知名度もうなぎのぼり。1971年度は2億円だった売上が1972年に67億円になったというから驚きだ。

カップ麺は数あれど、結局、日清カップヌードルが一番うまい。シーフードやチーズカレー、トムヤンクンあたりも好きだが、一番のお気に入りは「トマトチリ」。あまりに好きすぎてこんな企画を考えたことがある。

広告業界では「カップヌードルの広告」は花形とされていて、熾烈なコンペが行われる。誰もが最も担当したいクライアントのひとつではないだろうか。

1:原始人のhungry?

2:ミスチルのNO BORDER

3:大友克洋のFREEDOM

4:永瀬の20世紀カップヌードル

個人的にはこのあたりがN4。とくにFREEDOMはマネタイズを含む仕組みも含めて斬新だった。広告業界だけでなく、アニメ業界にも革新を起こした事件だったと思う。

次点:リア獣のSURVIVE

2月19日は「あさま山荘事件」の日

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