3月15日 好決算銘柄
Accel Entertainment {ACEL}
- ゲーミング・アズア・プラットフォーム(GaaS)サービスをイリノイ州にて主に展開
- スロットマシーン、ダーツなどのビデオゲーム端末(VGT)総数12200個を保有しており、サードパーティーのライセンス保有企業2435社に対してリースを行っている。
- 基本契約は8年契約で締結しており、更新率は99%と高水準。
- 20/12期4Q売上高$74.4mil(予想$80.8mil)コンセンサス下振れ。
- 調整済みEBITDA $4.7mil(予想$10.9mil)コンセンサス下振れ。
- EPS $▼4.1mil(予想$▼3.4mil)コンセンサス下振れ。
- 稼働VGT数:12,247機(YoY+17%)。
- 2月の月次売上高は月次ベースで過去最高益を記録。
- 21/12期ガイダンスは売上高$580mil - $600mil(予想$545.7mil)コンセンサス上振れ。
- 調整済みEBITDA $95mil - $100mil(予想$95.7mil)インライン。
- 足元の決算をミスした一方で、1月以降の稼働率回復を背景に強気ガイダンスを示したことから、株価の影響は限定的に留まった。
Desktop Metal {DM}
- 最終製品の製造を行う3Dプリンターの製造販売に従事。Additive Manufacturing 2.0(次世代の付加製造)といったコンセプトを提唱する唯一の上場企業。
- 金属材料のみならず炭素・カーボンファイバーでの造形も可能とした3Dプリンターを開発。
- バインダージェッティングおよび、インクジェット技術・パウダー材料をベースとしたシングルパスジェッティング(SPJ0を使用した大規模生産システムを大手顧客に提供。
- 従来の製造工程と比較した際の主なメリットは、デザインの柔軟性、軽量化、廃棄物の抑制、パウダーの再利用によるリサイクル性の向上、電力効率の向上などが挙げられる。
- 主な顧客はフォード、BMW、ルノー、トヨタ、VW、GM、日産など。フォードとBMWからは戦略的な資金提供を受けている。
- 自動車産業以外では医療機器大手のMedtronic (MDT)、工具大手のStanley Black & Decker (SWK)、Addidas (ADS.GY)などとも関係を有する。
- 20/12期4Q売上高$8.4mil(予想$9.3mil)3Qの$2.5milから大幅増収だが、コンセンサス下振れ。
- 今期は米国防相からコバルトフリー硬質合金の大規模生産案件を獲得したことが寄与。
- 純利益は▼$90.4milの赤字。
- 光硬化樹脂プリンターを手掛けるEnvisionTECの買収を2021年2月に発表。買収によって金属、樹脂、コンポジット、バイオ由来素材の3Dプリンターの提供が可能に。
- 証券会社によるカバレッジはほぼ無し。潜在的市場規模が今後急速に拡大する中で、会社側の規定路線通りに黒字転換できるか否かが焦点。
Yalla Group {YALA}
- 中東と北アフリカを主に展開するSNS企業。主力サービスはボイスチャットの「Yalla」とオンラインゲーム「Yallo Ludo」。Yalla Ludoでは主にドミノやボードゲームなどのテーブルゲームが主。
- 20/12期4Q売上高YoY+150.9%、US$48.3mil(予想$41.2mil)コンセンサス上振れ。
- 雪面と別ではチャットサービス売上高がUS$42.6mil、ゲームサービス売上高がUS$5.7mil。
- 月間アクティブユーザー(MAU)はYoY+295.4%、1640万人。
- 有料ユーザー数は520万人、YoY+624.2%。1ユーザー当たりの平均支出額(ARPU)は$9.20。
- 21/12期1Q売上高ガイダンス $60mil - $63mil(予想$42.7mil)コンセンサス上振れ。
- グローバルハウスでカバーしているのはMorgan Stanleyのみ。Oppenheimerが3/12に目標株価初めて設定し投資判断アウトパフォーム、目標株価$28.00で推奨中。
- 中東・北アフリカといったフロンティア市場で躍進する稀有なSNS企業として注目。
KE Holdings {BEKE}
- 2020年3月に上場。中国国内にて不動産取引プラットフォームを運営する最大手企業。
- オンラインプラットフォーム「Beike」、不動産ブローカーブランド・Lianjiaを通じてオンライン、オフラインチャネルでの不動産売買、賃貸、住宅装飾・修繕プラットフォームを提供している。
- 第1線都市では50%近くの市場シェアを有しており、2019年における中国全土における新築住宅売買のシェアは5.4%、中古住宅のシェアは19.2%と推計される。
- 売買に際する手数料率は約2.50%。今後の成長ドライバーとし住宅装飾サービスを提供するBewooの展開などが期待されている。
- 20/12期4Q売上高CNY22.67bil(予想CNY20.05bil)コンセンサス上振れ、上限予想CNY20.56bilを上振れ。
- 総取扱高(GTV)はYoY+65.4%、CNY1.12tril。新築住宅はYoY+55.5%、中古住宅はYoY+69.8%、その他サービスはYoY+113.2%。
- モバイル月間アクティブユーザー(MAU)はYoY+88.3%、4820万人。
- EPS CNY0.93。前年同期のCNY▼7.99から一転黒字、2Qから黒字継続。
- 21/12期1Qガイダンスは、CNY18.5bil – 19.5bil(予想CNY20.0bil)ガイダンス下振れ。
- 来期ガイダンスは下振れた一方で黒字継続基調が続いていることはポジティブ。
- 現地証券会社の推計ではKEの市場シェアは2022年にかけて新築住宅市場では5.4% → 19.0%、中古住宅では19.2% → 26.7%なると推計する意見もみられ、22/12期のGTVはCNY5.5trilに達する可能性も考えられる。
- 従来型の不動産取引だけでなく、取引後のアフターサービス(住宅装飾・修繕)を通じた1顧客当たりのライフタイムバリューの向上に期待。
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