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2024.4.21

濱口商店で浅井食堂さんの下鴨ワッフルを食べた。下鴨まで行かずに、並ばずに食べられるありがたさ。トッピングも美味しいけど、ワッフル単体だけをもっと味わいたくなった。生地の固さが絶妙。
京都市京セラ美術館で「パリ ポンピドゥーセンター
キュビスム展ー美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」展を観た。20世紀の初めの四半世紀における、メインストリームの一本の芸術史がすごく分かりやすくまとめられていた。
後ろ髪をひかれながら出町座に向かい、金子修介監督『ゴールド・ボーイ』を観た。弛むことなく疾走する展開が、文句なしに面白いエンタメ映画。沖縄を舞台に、うわんうわんと蜃気楼で歪んだような映像が繰り広げられる。怪獣映画っぽいルックで、人間の駆け引きや策略を描いているのが楽しい。ジュブナイルのように見せかけて、そうでもない。話の大筋はサイコパスなのだけど、さわやかな青春っぽいシーンが挿入されていたからか、鑑賞後の後味がなぜかさっぱりしている。
羽村仁成さんがめっちゃよかった。『1999年の夏休み』の深津絵里さんを彷彿とさせる佇まいや表情や話し方に、こんな子いるんだ、と感動した。監督の演出力の賜物なのか、羽村さんが過去作品を観て勉強された成果なのか、それとも羽村さん自身の天賦の才によるものなのか。調べたら某大手アイドル事務所のタレントらしくて、それにもびっくり。
人当たりが良さそうに見えて裏がある役をやらせたら、岡田将生さんの右に出る者はいない。

ミスドで休憩してから、二回目の『枯れ葉』を鑑賞。
今回のカウリスマキ特集では『罪と罰』を見逃したけど、その他で気になるやつは全部観た。好きな順は、
1 カラマリ・ユニオン
2 希望のかなた
3 枯れ葉
4 過去のない男
5 マッチ工場の少女
6 浮き雲
7 街のあかり、レニングラードゴーアメリカ
8 パラダイスの夕暮れ
カラマリ・ユニオンがとにかくダントツでかっこよかった。

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