2023.4.28

出町座でポール・バーホーベン監督『ベネデッタ』を観た。ベネデッタに起きることのどこまでが本当か嘘か分からなくて、宙ぶらりんな視点で描かれていてよい。
キリスト教をテーマにしているのに、金銭のやり取りやセックス描写が多くて尖っている。全く禁欲的じゃない聖職者たち。信心というよりキリストを利用しているように見える。性欲を抑えられないベネデッタ、金銭を求める修道院長、名誉のために疑念を握りつぶす司祭、性欲食欲名誉全てをほしいままにする教皇。宗教のからっぽさ、しょうもなさ。

最近は大瀧詠一ばかり聴いている。大瀧詠一と小泉今日子がデュエットしている『怪盗ルビィ』が好き。

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