見出し画像

2023.10.22

京都市京セラ美術館で『竹内栖鳳 破壊と創生のエネルギー』展を観た。うまいなあ。元々うまいのに、晩年になるほど輪をかけてうまくなる。ライオンの金屏風、勢いがあってかっこいい。肖像画、動物画、水墨画?南画?っぽい絵は構図とか画力がキラッキラに光っていたけど、風景画にはあまり感心しなかった。よくある他の上手い風景画と大差なくて、物足りないと思った。
美術館を出ると神宮道に人だかりができていた。急足でそこに駆け込み、時代祭の行列を見物。ゆっくり進むのを同じ場所で立ったまま見続ける余裕がなかったので、進行方向に逆行しながら行列を見た。ハイクオリティのコスプレ大会やな。さすが最近できたお祭り。京都のハロウィン。参加している人が気持ちよさそうだった。
逆流に乗った勢いで出町座までたどり着き、ファスビンダー監督の『不安は魂を食いつくす』を観た。暗い。陰湿でエゴイスティックな世界線。中学生のいじめみたいなことを、大の大人がやっている。戦後西ドイツにおけるアラブ人差別。西ドイツは反ユダヤにきびしかったと聞いているけど、アラブ人には冷たかったんか。パレスチナ問題と重なってしんどい。ポーランド系女性に見られるヒトラー支持者の片鱗が気になった。私もクスクスが食べたい。
続いてオッティンガーの『フリーク・オルランド』も鑑賞。やっぱり映像は面白いけど意味分からんな。勉強不足か経験不足か分からんけど、私にはまだ理解できない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?