2022.12.22 映画を選ぶじゃんけん いつもチョキで負けて くれる

やっと!ついに!
三宅唱監督『ケイコ 目を澄ませて』を出町座で観た。
無心でパンフ買って帰宅。劇場を出ると、自転車から見えるあらゆる物体の速度に敏感になっていた。音について評価する人が多い映画だとは思うけど、速度についても丁寧に扱われた映画だったんだな、と自分の体感から教えられた。ボクシングの試合中の急スピード、ランニングの移動速度、ミット打ちのリズム、会話の抑揚。
無音の会話シーンは侯孝賢のよう。スポーツと向き合う人物を捉えた映画で、こんなに抒情詩的な作品は初めて観た。
土地の捉え方は、感覚的には良いと思ったのだけど、言語化できずにもやもやしているで二回目観に行こう。違う劇場でも観たい。
俳優陣、みなさんよかった。岸井ゆきのさんすごい。佐藤緋美さんはCHARAの息子というイメージしかなかったので、今回めちゃくちゃ良くて驚いた。俳優めっちゃ向いてるやんこの人なんなん?!と興奮して、そういえば浅野忠信の息子でもあることに気がついた。

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