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2023.7.16

早めに起きてバスで祇園へ。柏屋光貞の行者餅の行列に並ぶ。日差しが強い。8:15から10:30まで並んだ。途中、トイレに行きたくなったけど我慢するしかなった。せっかくなので3個入り(1350)と5個入り(2250)を購入。1個あたり450円。今日までの日持ちだから、大量に買っている人は少なかった。一人で並んでいる小学生の男の子がいて、親御さんに腹が立った。
そのまま八坂神社まで歩いた。恐れていたよりは人がおらず、歩くのに支障がない程度には空いていた。中村楼二軒茶屋のカフェで稚児餅と薄茶をいただく。一人客で四人席に独占することになってしまい、申し訳なかった。行者餅は値段相応の珍しくて美味しい和菓子だったけど、稚児餅は高いお金出してまでリピートしようとは思わないかな。歴史に思いを馳せて楽しむには、一回の経験で十分。
南座前で母と合流し、広東料理平安で春巻、カラシソバ、冷麺を分け分けして食べた。その後、河原町通や四条通の人混みを避けるように、先斗町や裏寺町を歩いて、とりあえずminaへ。夏用下着や仕事着などの最低限必要な衣類を購入。外の猛暑に耐えられず、喉が渇き、ゼストにあるカフェでドリンクを飲んで解散した。貧乏性なので、どこでも飲めるような液体にお金を使うのは、どうも悲しい。母と一緒なら、なお切ない。そういえば、母と実家付近以外で会うのは久しぶりだった。母が京都の中心部にいることへの違和感を分析すると、閉じ込められた世界にいる人間として母を見ている自分が浮き出る。
夕方にはまだ早い時間に帰宅し、カバンの中身を出すと、カードケースを紛失していることに気がついた。とりあえず、銀閣寺の交番に届け出たが、なかった。バスに忘れたかもしれないので、錦林車庫の事務室に初めて入って尋ねたが、なかった。
おそらく手元に帰ってくるだろうと思っていても、心配は根絶できず、夏バテなのか食欲がわかない。
夕飯は抜いて、録画していた王家衛『天使の涙』を観た。相変わらずよく分からん映画。改めて見ても、みなみ会館のオールナイト特集で夢うつつの状態で観た時の印象と全く同じだった。この映画は半寝状態で見るべき映画。
19時頃、知らない番号から電話がかかってきた。カードとかいろいろ落とさはったでしょ?今から来れる?と、お兄さんが友人を飲みに誘うような話し方で聞いてきたけど、今日は面倒だから明日にしてもらった。

『小林カツ代伝 私が死んでもレシピは残る』を読んで、YouTubeで「料理の鉄人」の小林カツ代vs陳建一の回を観た。陳建一、かわいい顔してんな。表情が素直でいい。

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