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2024.2.17

喫茶とパンdo.で朝食。モーニングはされていないので、単品で注文。明らかに自分と他の客への初手のオペレーションが違うと腹が立つな、とPMS気味。食パンやサンドイッチにしたほうがよかったかも、と考えていたら、イングリッシュマフィン(トーストされており、日高産のバター付き)とドーナツを配膳され、あまりの美味しさにすべてが吹き飛んだ。またテイクアウトで買いに行こう。
図書館に滞在。『中国くいしんぼう辞典』は面白いのだけど、食べたことのない料理が多く、想像で補うにも限界がある。中国に行かない限り食べられない料理も多いだろうし、いつか中国に行くタイミングで再読したい。
田中康夫『なんとなく、クリスタル』読了。註釈の癖がすごい。本文の長さに対して註の数が異様に多く、その内容も作者の主観や主張が強い。註を読ませるための本文ではないかと思うほど。バブル前夜の時代に流され浮かれている若者たち。海外資本や固有名詞のオンパレード。註を読めば揶揄していると分かる。何の説明もなく最後に載せられた人口調査の統計も、切れ味鋭い。江藤淳の評の意味を噛み締める。ドラマ『不適切にもほどがある!』もそうだけど、作者の意図が伝わらない人って結構いるのかな。
A:不適切な言動や自己矛盾が揶揄されている、と受け取る人
B:不適切な言動や自己矛盾を制作者が支持している、と受け取る人
C:不適切な言動を喜んだり、自己矛盾に気が付かない人
視聴者をABCにざっくり振り分けると、私は多分A。というかA以外の見方があるのかと思っていたけど、ネットの反応を見るとそうでもなさそうで心底呆れる(もちろん、Aと分かった上で批判している人の意見は重要やと思う)。Bの方々の反応を笑いながら見ていると、意外とCの方々もいるような気がしてきた。Cの方々はさすがに笑えない。宮藤官九郎はB層の反応は当然想定していると思うけど、もしかしたらC層の厚さを舐めているのかもしれない。残念なことに、宮藤官九郎が思っているほど、視聴者のリテラシーは高くないような気がする。映画『バービー』のように視聴者の価値観が炙り出される点は、今のところ評価できるドラマ。

オオマエのショートケーキ、美味しい。
ずいぶん前に録画していたオリバー・ストーン監督『7月4日に生まれて』を観た。私には何も響かなかった。ふーん、そりゃそうでしょうね、以外の感想が出てこず。スクリーンで観たら印象が変わるのかな。

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