2022.2.24 幸せになりたい あなたを守ってあげたい

2022年2月24日。ロシアによるウクライナ侵攻があった日。
詳しい情報、正しい情報を私は現時点で把握できていないが、ウクライナの人々、ウクライナの街、ロシアの人々ができるだけ疲弊しないようにと願うほかない。
これまではロシア政府側の言い分も何かあるはずと思っていたけど、一線を超えてしまったのでもう擁護しようがない。

今思い出すのは、8年前にロシアで出会った方々の顔。
ペットボトル入りのビールを飲みながら大荷物の私に微笑んでくれた地下鉄の中の男性、迷子の私をゲストハウスまで案内してくれた若い男性、時差ボケでふらふらの私に片言の日本語で話かけてビールをくれた男性、迷子の私に声をかけくれたキャリアウーマン風の女性、悪徳業者に捕まりかけた私を助けてくれた男性。乗り場が分からない私を電車内まで連れて行き、他の乗客に私の目的駅まで面倒を見るように頼んでくれた駅員さん、電車内で面倒を見てくれた初老の女性、目的駅から目的地まで一緒に行ってくれて乗合自動車の料金も払ってくれた若い男性。寝台列車で居合わせたバイカル湖付近の少数民族の子供達、日本語を教えたらすごく喜んでくれた可愛い素直な子供達。同じ寝台列車で、私の適当な旅行プランを心配して話を聞いてくれて、翌日は知人を呼び出して駅から船着場まで私を車で送り、さらにチケット売場で交渉してくれた初老の男性。英語が話せない初老の男性と私の通訳をしてくれた若い女の子。特急に乗ってフィンランドとの国境を越えたとき、添乗員にスパシーパと言った私にめちゃくちゃツボっていた女性。
思い出すだけで心が温まる。初対面の人の優しさに驚く日々だった。ロシアに行かなかったら、こんなたくさんの優しさをずっと知らないままだった。

大好きな名前も知らない人たちが幸せであること、切に願う。

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