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2024.5.24

お昼休みに元バイト先のLINEが動いた。友人が入籍したらしい。友人が喜んでいるだけで、こっちまで幸せな気持ちになる。束の間の休息。
もやもやしつつバタバタしながら仕事を終え、MOVIX京都で『関心領域』を観た。冒頭のシークエンスには掴まれたけど、余白の多い画面がどうも苦手。広角カメラで画面の端がゆがんでいるのが不快で落ち着かない。切り返しの多さも気になった。後で調べたら監視カメラ風の撮影方法らしい。なるほど客観的に家族の生活を捉えていてよろしい、とはもちろんならず。画面を間延びさせずとも客観的な映像は撮れるんちゃうか。監視している側のナチスを監視する視点やとしても、なんか釈然としない。
恐ろしい音が鳴っていたり、煙が上がっていたり、塀の向こうで起きる悲惨なことを示唆しながら見せない手法はいいんやけど、そんなに斬新でもない。現代に照射される反戦映画としては『オッペンハイマー』のほうが好み。
花の接写の連続ショットからの真っ赤な画面や、赤外線カメラパートにびくびくした。めちゃくちゃ単館っぽい作品がシネコンで全国公開されているのが新鮮。

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