見出し画像

2023.1.23

日本民藝館展で26000円使うのに、無料体験だけでサブスクをしゃぶりたがる私は、仕事を休んでU-NEXTをひたすら見る日を作った。
ドラマ濱マイク全話を見終えた。各回とも、ドラマにしてはかなり自由に作られている感じがした。青山真治監督の『名前のない森』は、木々が参差と群集した自然と、直立する不自然な人間たちの対比が、奇妙で怖かった。浅野忠信とか柄本明が出ている『1分間700円』もよかった。証明写真、撮りたくなった。ドラマじゃなくて映画やん。中島哲也の回も、短いから楽しく見られた。
根津甚八目当てで『GONIN』。日本にもこんなノアール映画があったのか。俳優陣がイケイケ。全員かっこいい。この手の邦画で一番好きだ。
ミケランジェロ・アントニオーニ監督の『欲望』。色味が抑えられていてクールな画面に、変な夢を見ているみたい。ライブハウスでギターを壊すのも、パントマイム集団も、意味が分からん。在/不在 撮る/撮られる 見る/見られる。いろんな二項対立を意識させられた。
サム・ライミ監督『死霊のはらわた』は、楽しい教育番組みたいだった。美術が光っている。グロいというよりかわいい。
『珈琲時光』は、ゼロ年代初頭の東京が写っている素晴らしい映画。さすが侯孝賢。映画館で観てえ。地下鉄ではなく地上を走る電車。人と人の距離。黄色い光。私が好きな東京。調べたら、登場する喫茶店はことごとく閉店していた。
夕飯は、両親とサンチョ。マスターが相変わらず可愛い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?