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2023.8.27

録画で『サイダーのように言葉が湧き上がる』を観た。モール展でも思ったけど、絵が好み。風景の線がはっきりしているのが好き。夏の青空に白い雲。ショッピングモールと田んぼの対比。団地や昔ながらの商店街。住みたい街ではないけど、街の延長線上にショッピングモールがある描写が見事。ショッピングモールを批判せず持ち上げもしないフラットさに好感を持った。ストーリーも予想以上によかった。歯を隠す女の子と、耳を隠して対話を避ける男の子の出会いと変化。ボーイミーツガールの瑞々しさ。山桜の俳句がすてきで、それを詠む市川染五郎の声がまぶしかった。いいなあ。彼と同じ時代を生きられて幸せ。

松本隆が話している動画を観た。https://youtu.be/_kHVWbwP1Q4?si=LC1StGgVNK3l5-xI
広告がめちゃくちゃ入って鬱陶しかった。東京時代の松本隆は、松濤で妹島和世が設計した家に住んでいたとのこと。今はもう解体されているみたいで、もったいない。お墓は法然寺にもう買ったらしい。いいなあ。私も法然寺に眠ろうかな。

ロームシアターで岡部道男『貴夜夢富(キャンプ)』と高田冬彦短編集を観た。1時間後に、何を観たんだろう…という清々しい気持ちで終了。解説が欲しかった。
京セラ美術館の常設を観ているうちに、お腹減ってHPが瀕死状態になるも、冷房を求めて何も食べずに図書館へ。六曜社の本を読んでスマホを触って帰宅。
自炊して、シャワー浴びて、ご飯食べる。電気を消して、缶チューハイと上司からの韓国土産を肴に、伊丹十三監督『マルサの女』を観た。山崎努、岡田茉莉子、大地康雄の存在感がすごい。ずっと流れている劇伴。音楽と映像が急に暗転で停止するのがかっこよかった。横浜の地形はすぐに分かる。宮本信子は、今と全然違う顔やな。

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