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2024.7.19

タイテラスが休みだったので、駅前の店でソッバン。
出町座で『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』を観た。
情報が濃い。見る/見られるという関係は映画の面白さの一つではあるけど、それと同時に都合よく印象操作される危険性を孕んでいるな、と今更気づいた。
印象に残った"講義内容"↓
・ローラ・マルヴィ MALE GAZE
・男女の対比
男性3D 主体 見る アクションを起こす
女性2D (性的)客体 見られる
・見る階層
(それを見る私)→(それを見るメンケス)→男性観客→男性制作者→スクリーン内の男性→スクリーン内の女性 
・レイプカルチャーが醸成される⇔女性の立場の弱さ
その要因としての映画表現 ex.性行為を拒む女性が最終的には受け入れ喜ぶ描写→(女の「やめて」は「したい」という勝手な解釈)
・ブレードランナー2049の登場キャラクター JOI(Jerk Off Instruction オナニーしろ)
・アデル、ブルーは熱い色→レア・セドゥは性描写を嫌がっていたけど、作品は評価された→監督は次作で酒を飲ませて過激な性行為を撮影(性暴力では?)
・主体的なセクシー 主体性を持つために、女性が"見返す"作品をメンケスは撮影している

菅野優香さんと五所純子さんのアフタートークを拝聴。浅学無知で勉強しなきゃと痛感。落ち着いたらちゃんと本読もう。五所さんおしゃれだなあ。
・ abject feminine→女性の(絶望よりも)おぞましさ(cf.クリステヴァ)
・本作品のTEDトーク的な演出は、風刺・パロディでプロパガンダを揶揄しているとも捉えられる。
・ヴィラガ(86)を撮影した時、メンケスはディエルマン未見だった。
・リジー・ボーデン『ボーン・イン・フレイムズ』『ワーキング・ガールズ』
・ソフィア・コッポラは"男性の視線"を内在化した

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