2023.5.17
MOVIX京都で『TAR/ター』を鑑賞。
どういうことか分からん。ジェンダーに関する話なのかと思えば、パワハラ問題もあって、杓子定規に語れる内容じゃない。パワハラと騒がれていてもどこまで本当か分からない、というのに前々からモヤモヤしていたので、そこに着目されていたのはスカッとした。主人公を極めてフラットな視点で捉えているのがいい。『ルース・エドガー』ぽいなと思った。
SNSやチャットで妬みや憎悪が排泄される汚さが描かれることによって、傲慢なんだけど清々しいほど美しいター/ケイト・ブランシェットが光って見える。ターがいじめっ子に詰め寄るシーンとか、アコーディオンで弾き語る?シーンとか、後任の指揮者にタックルするシーンとか、決して良い人ではないのに愛しく思えた。
ゲームに疎い私は、鑑賞後にいろいろ調べてモンハンについて知った。だけどモンハンに関する知識はラストの解釈にはあんまり関係ない気がする。ターの表情には嘘がないので、ラストシーンで指揮棒を振る彼女の表情を見たら、ハッピーエンドと受け取らざるを得ない。
と、いうのが私が理解できた部分についての感想で、音楽のことオルガのこと死亡者のこと、いろいろ分からんところがたくさん。
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