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レイクス日記(1)揺れるオフシーズン

2022−2023シーズン、あらゆる負の連鎖が押し寄せB2に降格した滋賀レイクス。

にも関わらず残留した主力選手達の熱い思い、そしてフロント陣やスタッフからあふれる志しに、ブースターが応え来場記録を次々更新、チームも勢い付き、遂には1年でのB1復帰とB2優勝が成し遂げられた。

その様は正にドリームかつファンタジー。観戦歴1年と少しのにわかブースターにとって、本当に夢のようなシーズンであり、結末だった。

ところが迎えたオフシーズン。諸事情で主力が大量離脱。シーズンとは真逆の突きつけられた「現実」に、にわかブースターの心は打ちのめされたのだった。

反面、ファンタジーの殻に隠れていた等身大のチーム像も、にわかなりに見えて来た。そこから出来る事を逆算するならば、現フロントの各選択は、現状におけるほぼ唯一の、前に進む為の道筋なのだろう。

現実に疲れ、ある種癒しを求めてBリーグに足を踏み入れた私達は、シビアな契約更改の結果や、篩い落としを思わせるBプレミア査定の壁に直面して、平穏とは真逆の緊張感に身悶えする事になった。そんな中提示された目指すべき道筋は、ちょっと、いやかなり険しくはあるけど、その矢印は間違いなく前と上を向いていた。

ならば、もう少しだけ追いかけてみよう。

行き着いた先に、きっと新しいドリームなファンタジーがあると信じよう。そう思えるだけの景色を見せてくれた、2023−2024の滋賀レイクスへの感謝と誇りを胸に。

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