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感想 イビルハート 賀来ゆうじ ネタバレ

突然ですが、私は幼い頃から漫画が大好きです。私を漫画沼に落としてくれたのは冨樫義博先生でした。

その冨樫先生に通じるものを感じる、賀来ゆうじ先生。なんというか、絵やお話づくりのセンスの一部が似通っているように感じます。もちろん100%良い意味で。同じように思っている方、いるといいな。。

地獄楽(アニメ化おめでとうございます!)については別途語るとして、今回賀来先生の過去作の読切、イビルハートを読んだので感想を書きます。
ちなみにジャンプ+というアプリを入れたら、初回無料で読めます。地獄楽の第三十話の後にあります。無料で素晴らしい作品がたくさん読めるなんて、本当に良い時代になりました。応援の意味でも帰国したらバンバン買います!

さて本題へ。
イビルハートは、悪者である主人公(地獄楽でいうところの兄さんっぽい顔)が天敵であるはずのヒーロー(女子)に恋をする、というドシンプルなお話。
何が素晴らしいって最後の46ページくらいからが最高。最高なんだからの恋のキラキラ感からの53,54ページの魅せ方が最高。胸がズキきゅん。そしてラスト55ページのオチというかなんというか。さわやかににっこり終われます。最高。(何回目)

55ページでこのストーリーでこのさわやかな終わり方(終わらせ方)って…地獄楽の時も思いましたが、彼(?)は終わらせのプロなのではないかと!

漫画も映画も小説もエンディングが大切派です。どれだけ途中面白くても終わり方がそこそこだと、名作になりきれなくて悔しい気持ちに(一読者として勝手に)思うことがあるのですが、賀来先生の作品の終わりへの向かい方は美しい、素晴らしい、脱帽!感嘆のため息しか出ません。(地獄楽の時は感動で号泣、何度読んでも泣く)
ちなみにこの作品時の絵柄は尾田栄一郎先生みが強いような。絵柄が作品によって微妙に変わるので、とてつない画力と器用さを持ち合わせていらっしゃるのだと思います。
お話も最高だけど絵が上手い。ほんとに上手い。初見の時にみんな、”絵、うまっ!”って思うんじゃないかな。

地獄楽がアニメ化してきっと世界で大ヒットすると思います。忍者だし侍だし!主題歌とかどうなるんだろう←先走る
海外に住んで思うのは、先ほど挙げた分かりやすい日本らしさが外国人にとってもウケているのは紛れもない事実だということ。狙ってるのかもだけど狙ってたとしたらもっといい。最高。

noteと同時にTwitterもはじめたのですが、そちらでは英語で日本の漫画の素晴らしさを呟いていこうと思ってます。届くか分からないけど、誰かに届くといいな。

以上、イビルハートというか賀来先生の素晴らしさを語り散らかしました。
最後まで読んでくださりありがとうございます。

こちら、シャッと描いてみた画眉丸。
漫画絵を描くのはひっさびさなのですが、下手なりに楽しいですね。
子どもの頃に絵を描くのが好きだったレベルですがこれからはぼちぼち絵を描いてみようと思います。

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