町へは出れないが、書を捨てよう<16巻>
10何冊も読んではnoteあげて今更感はあるんですけど。
このシリーズって、自分の思考丸裸ですよね。
そもそも、なぜ本が欲しい・読みたくなるかって
①理屈じゃない面白さ
②ためになることが書いてある
③自分のコンプレックスの解消
くらいじゃないですか。
①は漫画本とか小説で、②は仕事・作業の資料だったり、実務書ですけど
問題は③ですよね。
僕の場合はほぼ8割くらいが③ですから。
もう、自分が嫌いで嫌いで仕方ない。
現状が嫌で嫌で仕方ない。
そんな現状を打破するためにとにかく片っ端から買っては読み捨てる。
……いや、読んでないから溜まってるんですけど。
ということで、今回もそんな一冊。
午堂登紀雄『1つずつ自分を変えていく 捨てるべき40の「悪い」習慣』(日本実業出版社)
この本も含め、いくつか家にある本の奥付を見てみると、大体5年くらい前に出版しているものばっかり。
この手の本を病気のように買い漁っている自分がみえるみえる。
いいカモですね。
しかし、著者の午堂さん、そんな僕みたいな人間をバッサリ切るタイプのようです。実に言説の切れ味鋭いこと。
いやはや、だから買ったら読めよ、という話です。
で、どんな本?
人生で捨てるべきことを6カテゴリ、40の捨てるべき事柄にわけて、ご自身の考えや実体験に基づいて紹介しています。
捨てるべき事象を捨てられない場合・捨てられた場合を扉で端的にまとめ、その根拠を本文で述べています。
初めが捨てるべき「言葉」なのは、マザーテレサの名言「思考は言葉~」からのインスパイアでしょうか。(尤もあれはマザーテレサの言葉ではないと言われているらしいですが)
どれもこれも、ありがちと言えばありがちだし、でも、ありがちだからこそどんな角度で切り取ってもここに戻ってきてしまう、ザ・凡人の我々……いやいや、ネガティブを嫌う著者にならってここは「まだまだ発展途上きらきら中年」としときましょうか(←むしろヒドイ
とにかく、読者層がつい行ってしまう、考えてしまうことを捨てなさいと午堂さんは進言しています。
本当に重要なのは、「自分との約束」
これは、「タイムマネジメント」を捨てるという項に書かれたもので(ちょっとだけ端折ってますが)前回の「頭のいい段取り~」とも内容は重複しますが、とにかく追い立てられるアレコレを捨てなさいと著者は述べています。
一般的に、仕事で使う(あるいは家庭用でも)手帳には、大体他人との約束事が書かれており、突き詰めるとただの備忘録になります。
午堂さんは、本当に大切にするべきなのは、「自分が何をしたいか」「どういう人生を組み立てるか」の「自分との約束」に時間を費やすことだと述べています。
自己投資という言葉も、投資というからにはちゃんとリターンを求めなさいという、投資家の側面もある著者らしい言葉も出てきます。
投資(書籍購入)が全くリターン(読書→アウトプット)できていない僕には実に耳が痛い話です。
もしこの現状を著者が見たら「読まない本は即処分しろ」とおっしゃるかもしれませんね、、、ま、いいじゃないですか。こうして書くネタにもなるし、この本に出逢えたわけですし。
さて、まだまだ文字通り山のように積んだ本の投資を回収するために、
どんどん読み倒していきましょう。
次回は、別冊宝島編集部・編『田中角栄100の言葉 日本人に贈る人生と仕事の心得』です。ま゛ーぞの゛ー!!
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