綺麗にしたくなるのは

「前を向いている気がする。」という文で締めた、この前の文章( https://note.mu/g_st_/n/nc4f882af5736 )を読み返して思った。
わたし別に前向いてなくない?

わたしは文章の締めを書くのが苦手だ。日記だろうが小説だろうが、とにかく締めが書けない。そこまで順調に書けていても、いつもつまづく。何も思いつかなくなる。
そういうとき、大抵綺麗にしたくなる。少し希望があるような、そんな終わりにしたくなる。前の文章だってそうだ。少しポジティブなことを言っておけば、どうにかなると思っている。

わたしは今、前を向いているかなんて知らないし、まあ、自分のことなのに知らないと言うのもおかしい気がするが、わたしは知らない。だってわたしは、ポジティブになるのが怖いから。読み返してみて、「前を向いている気がする。」という一言が、あまりに気持ち悪く感じたのもたぶんそういうこと。わたしがポジティブになれるのは、病んでいる時でもなく、何も無い時でもなく、頭がふわふわしている時。その時は、わたしはなんでもできる気がするし、怖いものなんてないと思える。

文章を綺麗に締めようとしてしまうのは、きっと自分を救いたいからだろうけど、気持ち悪く思えてしまうから、永遠に救われない気がしている。わたしは頭が少しおかしくなっている時の、ふわふわ感と多幸感でハッピーになれるので、自分のことは救わないと思う。あのふわふわ感を味わえないのは損だと思う。そのくらい中毒性があった。薬のような。

すぐ話は逸れるし、文章の締めをちゃんと書けないし、文章を書く人として必要なものが足りていないと痛感している、が、書くことは楽しいので続けようと思っている。

結局わたしは病まないと自分を保てない人間なんだと思う。だからもう抗わずに人様に迷惑をかけぬよう生きるよ。わからないけど。

#エッセイ #もどき #女子高生 #吐き溜め #書き物

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?