インドネシア独立について

多くの日本人にとって記憶にない、あまり重視していないことだと思う。
しかし実際は中長期的に計画されてきた、用意周到な計画によってこの独立は成立したのだと考えている。

日本は終戦を迎えることによって多くの記録が散逸している。生き残った人も事実を墓場まで持っていった人達も多いだろう。だから当時の事実関係を完全に復活させることは難しい。しかしいくつかの事象を考えると、仕掛け手と応える側が双方に共鳴し合い、組織的に実施していかない限りは成立しない。その事実を考えると、「記録がないからない」にはならないと思う。

先の大戦での事実。
①帝国主義・植民地主義の時代からアジア・アフリカの独立へとパラダイムシフトが起こった
②欧米の軍事力に対抗する武器の供給が何らかの手段で行われた
③長期間植民地支配され戦争してでも独立を勝ち取るという概念がなかった国でも、独立を指向した
④インドネシアでは360年ほどオランダに支配され、独立しても国家運営が不能な政治、行政能力だったが、その後運営できた。

ここから先は

423字
・インドネシア独立という国家の成り立ち を中心に、 ・ビジネスTIPS ・日本との歴史的経緯(人的ネットワーク) ・民族と文化(組織を作るときのポイント) ・市場と社会 などあまり外に出ない情報を取りまとめています。

これまでのインドネシアとの関わりの経緯、インドネシア独立にまつわる記事を有料記事で配信。表に出てこない歴史的事実などもご紹介。 日イ関係の…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?