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愛よファラウェイ。

物凄く作りたいものがあるとします。
ところが、思い入れがあればあるほどちゃんと作らないと気が済まなくて、いい加減に作れずに拘り過ぎて挙句途中で挫折する、これがモデラーあるあるです。

30MM?

その辺をお察しいただき、新しいセミスクラッチネタは「超獣機神ダンクーガ」から結城沙羅の「ランドクーガー」(ダンクーガじゃないんかい)やっていこうと思います。
そんなわけで、勢いで30MMのキットからテイストの近そうな2つをベースにすべく入手してみました。

「超獣機神ダンクーガ」とは1985年に放送されたスーパーロボットアニメ。

敢えて書きますが、実は個人的には全くと言っていいほど思い入れが無い作品です(作品の関係者の皆様、そしてこの作品が好きな方には大変申し訳ございません)。
それもそのはず、この作品がTVで放送されていた当時は部活に夢中な中坊でした。毎日暗くなるまでボール追っかけてました。

時々早く家に帰ってTVを付けたら放送されていたくらいの記憶しかありません。じゃあなんで数十年の時を経て今さらダンクーガ。

理由は『たまたまサブスクで出てきてメカが面白そうだった』からです。

実は以前、飛行形態固定のキットをバトロイド形態に改造したYF-19という『マクロスプラス』に出てきたメカも、この程度の思い入れです、実は(作品の関係者の皆様、そしてこの作品が好きな方には大変申し訳ございません)。

ハセガワ 1/72 YF-19 バトロイド形態

これまで途中で挫折したセミスクラッチなんて山のようにあるわけですが、そういった失敗から、「完成させるためにはどこか深い思い入れが無い方がいい」という至極単純な学びを得ているわけですが。

2段階変形などがこのマクロスメカにも通じるところがあり、敵侵略メカ(雑魚)に跳びかかっては、腕や首を引きちぎり、動力パイプを口からぶら下げて猛々しく吠える劇中の姿は、とても可愛い女性隊員の駆る主人公メカとは思えぬ凶悪さ。完全に他のメンバーのメカの存在感を凌駕してます。

例え思い入れがさほど無くても、作品を作るためには『愛』は必須。
なので『超獣機神ダンクーガ』シリーズ、全話観ました。

なかなかダンクーガが出てこなかったり、ローラの歌がいったいなんだったんだだの、当時の子供たちの頭に立ち込めていたモヤモヤが時を経て今ここに立ち上っていますが、まぁいいか。

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