9月、エペクトステッカーという製品を使ってみてほしい
8月も後半に突入してしまうわけですが、ここにきて面白い製品を手にしてます。
G PARTSというお店には、時々商品取り扱いのご依頼をメーカーさんから直接ご連絡いただくことがあります。今回のこの新しい製品についても、直接お電話を頂いたのが製品を最初に知るきっかけになりました。
といっても、当店だけでお取り扱いという形ではメーカーさんにとっても思ったような結果が出ない可能性もあるわけで、こういうケースでは今回同様、懇意にしている問屋さんを紹介させていただくことが多いです。
その結果、8月末~9月にかけてで世に出ることになったのがこの『E.P.C.T(エペクト)ステッカー』です。画像のコーションが色違いで2種、ナンバリングタイプが色違いで2種、計4種が初回リリースとなります。
因みに価格はいずれも1枚360円(税抜)。
当然GPARTSだけの販売という訳ではありませんが、最初にお問い合わせを頂いたご縁で製品サンプルを頂きましたので、ありがたくレビューさせていただく形となりました。遠慮なく使わせていただきます。
■エペクトステッカーの特徴
この製品名前にステッカーとありますが、水転写式ではない、所謂『ドライデカール』です。その特徴は、
当然水が不要、気軽にデカール作業ができる
位置決めが簡単
指でなでるだけでデカールを貼れる(⁉)
デカーリング時間の大幅短縮が可能
という点。何はともあれ、新しいものはとにかく使ってみましょう。
まず、最初のテストに分かりやすそうなナンバリングを使用してみます。
画像のように透明シート(PET製)側にマークが刷られています。これをハサミなどでカット。台紙は未カットのステッカーの保護のために必要なので切らずにおきます。
■貼り付けてみる
取り敢えず、適当なキットを見つけて貼ってみましょう。
画像は1/144サイズのガンプラのシールド(未塗装)です。
なるほど、透明シートの上から見ながら、貼る位置を決めることができるので、微妙な位置に貼るのがかなり簡単です。そして楽。
数回、クリアシートを撫でたらクリアシートを剥がす。
あっという間に貼れました。早い。
■塗装面への貼り付けとトップコートもやってみる
ここまでは無塗装の状態への貼り付けですが、ここからは1/100サイズのウイングガンダム ゼロカスタムの腰パーツの塗面への貼り付けです。
まずはラッカー(コバルトブルー)塗装面へ直接貼り付けた場合。なお、かなりの拡大画像なので、やや粗く見える部分もリアルにご覧ください。
実際貼り付けたあとで、直接指で触ったりしてみましたが剥がれたりはしません。意外にしっかり引っ付いています。ただ「貼り付けた」感は多少あります。
というわけで、続けてこのパーツを水性トップコートでコートします。最初はつや消し。
つや消し仕上げなら、肉眼で見るレベルは恐らくかなり満足のいくものになると思います。
続いて別のパーツを使って光沢トップコートしてみます。
これも肉眼で見るなら1層で十分な印象。
先程書いた通り、かなりドアップで撮ってますので粗も見えますが、デカールは幅約3mm程度、結構小さい部品です。
■ものすごく楽(らく)で作業も楽しいエペクトステッカー
エペクトステッカーのE.P.C.TはEasy Paste云々(ちゃんと聞いとけ)と伺ったんですが、まず水転写式が色々あってめんどくさい、っていう方もいらっしゃると思うんです。これはとにかく、そういうデカールの時間を短縮したい方にはおすすめ。シートカットから貼り付け完了まで実にわずかな時間で完結します。
サイズ的には特にキットサイズを特に限定するものではありませんが、1/144~1/100まで広く使用できると思います。
なお製品ラインナップが限定的なのは、理由が。
メーカーさん(株式会社エムアンドオーさん)は、これまで文具や食器などに貼り付けるステッカーを作ってらっしゃったメーカーさんなので模型用品初参入だそうです。そのため当然、受け入れられたら今後の展開も広がってくると、そう思います。
そういう意味では今後の製品展開の拡大のいいきっかけになればと思い、この記事を書かせていただきました。新しいものはぜひ使ってみたい!という方は勿論、従来品で少しストレスが溜まっている方もこれはひとつお試しを。9月頭にはリリースの予定とのことです。お楽しみに!
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