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【ポヤトスを悩ませろ!】序列を上げたのはこの4人。YBCルヴァンカップ第1節 京都サンガ戦【レビュー】【G大阪】

平日アウェイナイターにも関わらず、京都をジャンクする青黒のサポーター。
ほんとに頼もしいです。
今年も始まりました。タイトルの一つ、ルヴァン杯。
2015年以来タイトルを獲得できていないガンバにとっては、積み上げ期とはいえ、狙えるタイトルは狙っていく。
そして、目指すサッカーの熟成も。

1.大きなターンオーバーはなし。

キーパーはついに東口選手が登場。Cマークを巻いていました。(かっこいい)
DFラインは、右にU21の半田選手。中村次郎選手が怪我との情報があるので、この試合に出場するために神戸戦は欠場だったのかなと感じました。
だとすると、右SBの1stチョイスは半田選手になっていくのかと。

左CBは、前の試合に引き続き、江川選手。
ギョンウォン選手。移籍してしまうのか…

アンカーには、ダワン選手。
インテリオールには、神戸戦の終盤に中盤に入っていたアラーノ選手と、
存在感を出していた理人選手。
中盤3枚は流石に変えてきましたね。
アラーノ選手のインテリオールはテストの意味合いもあったでしょう。
個人的には、サイドよりもいいのではと。


WGには、左に福田選手、右に食野選手。
福田選手、ついに出場です。食野選手の起用場所は課題。後にも触れますが、左の序列的に…という感じでしょうか。

1トップは武蔵選手。ジェバリ選手のコンディションがマックスになるまでは、前線で攻撃を引っ張っていってほしいですね。

全体的には、リーグ戦のメンバーを起用してきましたが、ポジションの異なる選手もいて、テストと意味合いも込めながら、まずは今シーズン初勝利を、といったメンバー起用でした。

怪我の情報は公式には出ていませんが、ベンチ入りできていない選手等は中々厳しい現実が見えた起用ともいえましたね。

2.神戸戦の経験を活かすことができたプレス回避。

「エラーが起こった」とポヤトス監督のコメントもあったとおり、開始早々から主導権を完全に握られた前節のリーグ戦。
その反省もあってか、前からどんどんプレスをはめてくる京都に対して、東口選手のゴールキックからも分かるようにシンプルに蹴る場面も多い試合の入りとなりました。

相手の目線も変えながら、実況解説は京都のペースといっていましたが、ガンバ側とすれば、それも考えた上での前半だったのではないでしょうか。
先制点は、相手の高いDFラインの裏をうまくとることができました。

前半30分、ガンバDFラインからのロングフィード、インテリオールのアラーノ選手が抜け出し、左サイドからペナルティエリアに侵入。最終的にはそれについてきた福田選手の右足のシュートでゴールを揺らしました。

中盤から、あのランニングができること、ピッチを上下しながらどこにでも顔を出すことができるのはアラーノ選手の強みですね。

その後、セットプレーから一点を返されるも、
前半42分。またもや左サイドDFラインの裏を取ります。

江川選手から武蔵選手へロングフィード。その前の福田選手が受けようと下がってきた裏を狙った武蔵選手のランニングが完璧。
武蔵選手は、スペースへ走ってのキープのほうが得意な気がします。

武蔵選手の落としに反応した福田選手がワンタッチでペネルティエリアに侵入、滑ってきた相手DFをダブルタッチで巧みにかわして、ラストパス
それを、走り込んできたダワン選手がきっちりきめて勝ち越しました。

前半は2−1で折り返し。

後半は、終始ガンバペース。
足も止まってきた相手に足してい保持率を高めていきます。

交代カードは、ネタラヴィ選手、杉山選手、宇佐美選手、福岡選手、石毛選手。交代したきた選手も、リードしている展開もあり、積極的かつ落ち着いて試合に入ることができていました。

そのことで、全体的な強度も保たれ、迎えた交代直後の79分。
ガンバ得意のサイド、黒川選手、宇佐美選手の崩しから最後は石毛選手が流し込み3点目。

宇佐美選手のペナの中での収まり、そして、スクランブル中でもシュートにもっていく石毛選手のクオリティ。選手の質の高さでとった大きすぎる追加点になりました。

その後は、冷静にボールを回し、そのまま3−1で終了。
ポヤトスガンバになっての初勝利となりました。

3.評価を上げたのはこの4人。

福田選手

この試合、MOMは間違いなくこの1ゴール1アシストのアタッカーです。
リーグ戦では、山見選手がキレキレのドリブルを見せて、レギュラー候補となっていますが、それに割り込んできそうな結果を見せてくれました。
2016年にはボランチ。その後は、SBなど本職のサイドアタッカーとしての出場は中々ありませんでしたが、今日はボールを持っても前向きなプレー。果敢な姿勢。ハードワークを存分に発揮。
試合のスタートは福田選手。そして、後半ジョーカーとしての山見選手という起用がハマれば、ガンバの左サイドはかなりの武器になる。そう感じさせてくれるような活躍でした。
J1の代表級に対しても、福田選手や山見選手はどんどん仕掛けてほしいものです。
食野選手は、守備も含めた全体的なクオリティは魅力です。しかし、1対1で仕掛けられる、スペースがあるときの驚異としては、福田選手や山見選手のほうが期待されるのではないでしょうか。
左サイドの序列は、1試合ごとに変わってきそうです。

山本理人選手

神戸戦でも、少ない時間ながらも前向きのプレーを見せてくれました。
この試合も、体の強さ、ボールを蹴る強さをしっかりアピール。
強度が求められるガンバの中盤にも対応できる期待をさせてくれました。
90分出場できたと思いますが、週末の試合に向けてなのか途中交代。
出場機会がもらえそうです。

ダワン選手

代えのきかない選手になってきました。アンカーながらペナルティエリアに入ってきての勝ち越し弾。相手の足が止まってきてからは落ち着いてビルドアップ。相手のプレスのかけ方関係なくスタートから出て、ガンバを底で支えてくれる存在になってくれるでしょう。
また、上背は大きくはないですが、何度も中盤の競り合いに勝っていました。あとは、90分フルで走りきれるか。

江川選手

神戸戦では、開始早々の失点にイエローカードとDFにとっては、なんともプレーしづらい状況での90分となってしましました。
しかし、今日はしっかり相手FWを潰し、背後を狙うロングフィードも光っていました。
特に2点目は、江川選手から武蔵選手へのロングフィードが起点となりました。
終盤のボールを握る展開でも、果敢に前に出て即時奪還、ラインの高さの保持に努めていました。
ギョンウォン選手の移籍話も出ている中、江川選手の活躍が今年のガンバを担っているといっても言い過ぎではないかもしれません。

4.「勝ったこと」が大きい。

フットボールは、メンタリティの部分が非常に大きなスポーツです。
負のイメージで終わった神戸戦から、中2日。勝利で次の試合に迎えるのは好材料。選手たちも前向きに広島戦に向けて準備できるはず。

その中で、メンバー選考は激化。
GKですら、谷選手か東口選手なのか分からない状況。
どのような、選手起用をしてくるのか
ポヤトス監督に注目です。

リーグ戦でも初勝利を。

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