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『ふゆから、くるる。』の百合ゲー検証(体験版)

半年ほど前から百合ゲーなのでは?と噂されていたエロゲー「ふゆから、くるる。」の発売が9/24と近づき、公式のツイートや体験版など情報が出そろってきたので発売前に一度、百合ゲーであるか?という点から検証をしたいと思います。
買おうか迷っている百合ゲー好きの方の参考になれば幸いです。(一応買ってからもレビューするつもりです)

とりあえずは、『生えている(ふたなり)』です。​

ちなみに体験版のネタバレは全開で行きます。



1.概要のようなもの

【シリーズについて】
前3作品はヘテロものだったようですが、今作とのストーリー的な繋がりはないとのことです。ループものというのが共通したテーマらしいと聞きました。

【あらすじ】
体験版込みの内容を主観で説明しますと、『0歳~20歳の生を繰り返す少女達しかいない学園で、殺されたパートナー(女性)を生き返らせるため主人公(ふたなり)が名探偵していくと次第に世界の真実が暴かれていく』感じだと思われます。違っていたらごめんなさい。
詳細は 公式 を見てください。

【ジャンルについて】
公式サイトには『学園SFミステリーADV』とあります。

【ふたなりについて】
生えています。一応女性の身体に生えているようで、男性の身体に胸がついているわけではなさそうです。

この感じだと半数は生えていそうですが、確定しているのは2人です。
1人目は公式サイトのギャラリーの一番最後のイラストのキャラです。
2人目は主人公です。体験版のHシーンダイジェストにより確定です。実はギャラリー5行目の右端でも生えているようなのですが、ぱっと見わからないです。罠です。

一応詳細を記しておくと、胸あり竿あり玉なしで、穴があるかは不明です。(多分あります)



2.百合であると判断する要素

【性自認が女性】
個人的に心が女性同士なら多少生えていても百合だと認識することが出来ます。(百合であると声に出して言うこともないですが)
自身に生えているモノをどう認識しているかは体験版では描写されていませんでしたが、ふたなりである主人公は自らを女性だと認識していてかつ、ヒロインを女性であるとも認識し、付き合っていました

【プロローグ】
本編より後の時系列だと思われる話がプロローグで描写されるのですが、そこで(生まれ変わってた)主人公は「角オナ」を画策するところでヒロインと遭遇します。男の角オナというのはあまり聞かないため、本編中ではふたなりだとしても最終的には女性×女性という関係になる可能性が高いとふんでいます。
・・・と書いてて気づいたのですが、当方「ふたなりの角オナ」という概念について知識が足らない為、判断材料として不適切な気がしてきました。

【9人4.5カプ】
これだけキャラがいて、これだけカップリング(そういえば一応固定カップリングのようです、以下画像を参照下さい)があれば1組くらいは純粋な(ふたなりを介さない)百合カプがあってもいいはずです。
・・・ただの希望的観測ですね。

画像1



3.百合でないと判断する要素

【ふたなりは百合ではない。】
はい。

【シナリオライターのツイート】
うーん、うーん、、、これだけ見るとほぼほぼアウトです。

側面に『百合』があるということですが、これに対する正面が『性の仕掛け』だと死亡確定です。不確定性原理です。
正面が『SF』の場合ワンチャンです。

【メインはSFであること】
経験的に、こういうSFにおける百合(特に導入部の)であったり、ふたなり(両性具有)というのは物語終盤でだいたい性という概念を超越したり根源がどうとかでヘテロに還ったりすることが多いのでサブキャラの純粋な百合どころかふたなりもの(心は百合であるという意)としてすら期待するのは危険であることが多いです。
公式のジャンル区分も『学園SFミステリー』であり、百合でも恋愛でもないです。


4.判断に困る要素

【生えたり生えてなかったりするキャラ】
先ほどの『生えている1人目』ですが、ギャラリーでは生えているのに体験版では生えていなかったりします。そういうことのある世界観のようです。困ります。
キャラ数が奇数でカップリングからも溢れるので、フレキシブルな存在なのかもしれません。


5.結論のようなもの

嘘をついてもあれなので正直に言いますと、体験版の時点では純粋な百合好きどころかふたなり許容派にすらおすすめしづらい感じとなっています。
悲しい思いをしたくない方は絶対に発売後のレビューや感想を待つべきです。

しかし導入としてヒロインが殺害され一時退場するためか、序盤の主人公とヒロインはやたらイチャイチャします。これがふたなりでなければもっと多くの方々に、堂々とオススメできたため本当に勿体なく感じます。

えー、最近の世の中は百合にやさしく、媒体問わず百合詐欺というのは全く見ない良い世界となっています。
ですがそんな中だからこそ久々に分の悪い賭けにでるということで実は若干わくわくしている私もおります。(昔はこういう危ない橋を渡ったり唐突に背後から撃たれたりなんてざらでした)
まあ作っているところが普通のエロゲメーカーなので勝手に期待しといて何言ってんの・・・というところはありますが。

そんな感じで人柱として発売後のレビューもしますので、この記事で『ふゆから、くるる。』が気になった方は楽しみに?待っていただけたらと思います。

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