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改装作業11日目〜15日目

改装作業11日目〜15日目。
ここにきて、作業日報まで追いつかない日々が続き、ついに
総計時間がわからなくなってしまった。

11日目。たしか前日に鵜の木完全撤退をしたあとに、戻って作業。
この日の作業内容が不明。
引越し夜より戸越ベースキャンプ生活が始まった。
まだ土壁の土埃がすごい現場なため、一部屋を区切りテントを張って寝る。
残置物から残しておいた、未使用の毛布や、未使用のベットマットが役に立つ。テント内は予想外にあたたかった。

2番目の夜、咳が止まらなくなる。
おそらく数日前についうっかり防塵マスクをせずに掃除してしまったことに
起因するものである。
咳をしすぎて喉が相当痛くなり、夜中2時過ぎに空気清浄機をポチッとした。

戸越キャラバン生活、ベースキャンプ地が2F和室から、となりの和室へと移動となった。
養生したブルーシートが夜空のようで、なかなかのテント感がある。

写真をみて記憶を取り戻した。
11月17日土曜日。改装作業12日目。大工K氏の友人でツリーハウス養成講座出身のAちゃんがまた来てくれることになった。
この日は、その前日前々日に床下に入れた断熱材を閉じる作業を行った。築60年近いこの物件は改装をなんどか行っており、床下、天井など断熱材が入っているところと入っていないところなど、開けてみないと同じ条件かどうかがわからない。

鵜の木のギャラリー床板剥がしを手伝ってくれたIさん。原美術館のミュージアムショップや、フクモリの雑貨部門を担当したことがあり、現在はまったく別の仕事をしながら、ギャラリー20202での展覧会のキュレーションなども行い色々な経験と知識を持っている。
ここまで書くと誰だか特定できるが、この中でずっとイニシャルで書いているので、ここでもIさんとだけにしておく。
土曜日、日曜日と貴重な休みを使い、ベランダのサビ落とし、錆止め&仕上げペンキを塗る作業を行ってくれた。

このベランダは、横からびしっと建物が崩壊しないように支えている重要なベランダである。めんどくせーーって思っていたが、サビをしっかりと落とし、ペンキで錆びないようにしてメンテして行かなければならない。

吹き抜けになる部分の2Fの部屋の写真。
日曜は持ち込み粗大ゴミをだせる日なので、畳を剥がした。
本畳でずっしりしていた。畳のしたには、古い新聞が引き詰められたいた。
荒床は薄い。今この上を歩くと床が割れ、危ないので、根太の上を歩くのだと大工K氏に忠告され、などの道ができたところ。
いよいよ天井レベルを変える日が近づいている。
ちなみに、吹き抜けの上のスペースは、私の部屋となる予定だ。

実は、素敵な感じでテントを張ってみたが、埃にやられ生命の危険を感じたために、友人宅へ逃げ込んだ。
友人というか、毎年母の日のお花や、お正月飾りの販売や、ワークショップ
などを一緒にやっているADEFのMさんである。

逃げ込んだ先は、グリム童話のお菓子の家みたいで、ご馳走がたくさん出てくる。
ある日の鍋。たら、カジキマグロ、つみれなど野菜と魚たっぷりの豪華な鍋。シンプルな味つけが最高にうまい。しみる。

カキフライデー。フライデーといっても金曜日のことでない。
この日は二杯飯をした。

ネギと里芋のグラタン、アボガドのサラダ、柿のなます、タコ、鮭を焼いたものなどが出てきた。こんなに豪華な食事がつづくのはおかしい。
もしかしたら、グリム童話的に、私がふっくらしてきたら食べられてしまうのかもしれない。